2019年

2月

06日

2018年11月号 ~大人の旅~

夏からの疲れがどうも抜けきれない。
これが疲労の蓄積というものなのか(決して老いを認めないタイプ)。
ということで心身を癒すべく温泉の旅(温泉療養)に出掛けた。
 今回は昨年の失敗を踏まえてかなり慎重な計画を立ててみた(スクール便り2017年7月号参照)。
久々の遠出にはしゃいで食べ過ぎないこと。
 観光スポットは1か所に絞り疲れないようにすること。
 酒に浸からず温泉に浸かること。
 翌日はさっさと帰ること。
など慎ましい行動を実践した結果、無難な旅となった。
 夕食後はすこぶる暇に襲われ宿の将棋セットを借りることにした。
 将棋のルールが全くわからない七田を相手に将棋盤を挟んだ。
 「銀って横に動けるの??」
 「次どっちの番だっけ??」などボケ老人の将棋サークルを思わせた。
かくして箱根湯本の夜は更け(老け)て行くのであった。
 今度はもっと若々しく卓球台のある宿に泊まろうと誓った。

 

 

写真の解説:

二歩(にふ)。それは将棋で禁じ手の一つ。あまり見ることのない貴重なお写真。

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2018年

1月

10日

2018年1月号 ~タイミング!~ 

世の中には数多くの名言格言がある。
何かに行き詰ったり困ったりした時、うってつけの言葉がタイミングよく現れるのが不思議だ。
将棋の世界にも格言がたくさんある。
格言はその時の状況判断と相まって助言と化す。
「桂馬の高飛び歩の餌食」「金底の歩岩より堅し」「玉の早や逃げ八手の得」など最近は対局中パッと浮かんでくるほどに。
しかし格言に翻弄(ほんろう)され桂馬を跳ねるタイミング、金を寄せるタイミング、玉が逃げるあらゆるタイミングが裏目となった。
人生を運で切り抜くタイプに判断する能力などあろうはずがない。
自分にとって将棋の格言が全く及ばないどころか魔の囁きと化していた。
我が人生も振り返ってみたところで、今年はちゃんと勉強しようと心に誓った。
早速将棋の本をわしづかみ表紙をめくると「諦めず気持ち切らさず勉強を」と力強く筆で書かれていた。
まずまずのタイミングである。

 

 

写真の説明:

帰宅途中、建設中の高層ビルにぼんやり浮かぶイルミネーション。

キッパリと言い切れないが、多分鏡餅。

日々ちょっとづつ改良されてはいるが、ここまでが限界らしい。

2017年

6月

20日

2017年5月号 ~ある日の休日~

こんな行楽日和に将棋対局ゲームなんかして家でくすぶっていていてはいけない気がした。
衝動的にノートパソコンをつかんで家を出、電車に乗った。
ふらりと降りた先は田園調布。
お洒落なカフェテラスで心地よい太陽の下、優雅に珈琲をすすりながらパソコンを開けて再び将棋対局ゲームに没頭。
集中力も切れてきた頃、まだ触れたことのなかった盤上のボタンが妙に気になりついクリック。
その瞬間、パソコンから大音量で棋譜読みが始まった。
「先手1四金、後手2三歩成、先手同金、後手…、2四歩はいい手ですねぇ~」
ひぇええ~!アドバイスまで丸聞こえだよ…。
普段スピーカーはオフにしているはずなのに何故?!
大音響に包まれた閑静なカフェテラスで独りパニクり意識が遠のく中、昨日このパソコンでブルゾンちえみ(お笑い芸人)の動画を最大音量で視聴しながらバカ笑いしていた七田の顔が走馬灯のように駆け巡るのであった。

 

 

写真の解説:自宅の扉を開けると植えた覚えもない葉っぱがすくすくと成長している様子をパチリ。もうすぐ花が咲きそうなので、正体がわかるはず。つづく。

 

2017年

1月

16日

2017年 1月号 ~ドヤ顔~

暮れに家のDVDレコーダーが故障した。
買い替えか修理に出すか悩んでいた。
もし買い替えたら5、6万円が吹っ飛ぶ。
修理に出したら1万8千円(適当な見積り)。
年末の出費は切実だが、修理で2万円弱なら安いとさえ錯覚し始めていた。
そもそも遡ること6年前、DVDプレイヤー内蔵テレビを買った(スクール便り#18参照)
それが2年目でDVDが取り出せなくなり修理人を呼ぶはめとなった。
“故障です”と言い放たれ、直らない上に8千円が吹っ飛び気絶しそうになった記憶が新しい。
後にやむなく購入したのがこのDVDレコーダーだ。
最近の電化製品は2、3年で壊れるように設計されているのか?と疑わずにはいられない。
というわけで自分で直すことにした。
インターネットで結構な時間をかけ根気強く調べていくと、どうも機械的な故障ではなさそうであることが判明。

エラーの修復方法を何とか探し当て、ゴソゴソと作業開始。
ほどなくして奇跡的に直ったので、出費を0円に抑えることができたこと七田に報告してみた。
「根性あるね」と言われ今年の初ドヤ顔を振る舞ってみせた。

 

写真の解説:

浮いたお金で前から欲しかった将棋ソフトを早速ゲット~。

今年も将棋が上達するように頑張るぞ!

2016年

7月

23日

2016年 7月号 ~静心~

通っている将棋道場へ時々体験入門生が訪れる。
サラリーマン風男性かおじいさんかだ。

先日珍しく若い娘さんが訪れた。
「女性が居てホッとしました~!」と隣に座られいくつか質問された。
将棋の勉強は何したらいいのか、ここに来てどのくらいなのかとか初々しい質問だった。
「日々インターネットで、努力しないで強くなる方法ばかり検索してます♡」とよっぽど事実を打ち明けてみようか迷ったが「主に詰将棋を解いています。(事実です)」と真顔で答えた。
「仕事の休みが金曜日しかないので、この“金曜ナイター教室”に通ってからちょうど8年目です。(本当は1年目)」とウソをついてみた。
「えっ?!たった1日しかない休みに将棋なんかしてて大丈夫なんですか!?」と声高に攻められた。
プロ棋士田中悠一五段を目の前にして将棋なんかってアンタ…。
罰として小娘についたウソは取り消さず「まだまだ若いわね」とドヤ顔で微笑んで見せた。

 

写真の解説:

ペットショップでハムスターが遊び疲れて寝ているところ。

タイトル:『死んだふり』

2016年

5月

25日

2016年 5月号 ~三省~

将棋をする度に自分の生き方が盤上に出ちゃっていることに気付いた。
負けっぱなしの人生…ということではない。
負けても楽しいし元気一杯駒を盤上にトッチラカしている。
将棋の先生から「何のためにそこに(駒を)置いたの?」とよく聞かれる。
「何となくです…」とバカみたいに答える。
「次に何かあるから(駒を)置くでしょ?」と言われ毎回ハッとする。
意味の無い指し方はすぐバレる。
将棋は目的を持って駒を進めなければならない。
先の先を読む(らしい)。
何も考えず目先だけに食いつく衝動が丸出しだ。
そう言えば、献立を考える前にスーパーに行くタイプ…。
将棋で人生を省みる羽目になった。しかし先生から「根気はあるよ。」と言われた。
「根気は将棋にとても大切な事だからね。」とも言われた。
私の読みは2通り。
「褒められた」か「慰められた」かだ。
うっかりその手に引っかかるものか!と意味の無いところに神経を研ぎ澄ましてみるのであった。

 

 

写真の解説:

データの整理をしていたら昔ペイントで描いた絵が出てきたので生徒さんに見せたら「なんか違うけどかわいい!」と言われました。

一体何が違うんだろう???

2015年

11月

18日

2015年 11月号 ~理想と現実~

洗濯機の買い替えを機に大掃除に火が着いた昨年を思い出した。(スクール便り2014年11月号参照)『家に客が来る』というだけで底知れぬ行動力を発揮できることを知った。最近はイメージするだけで家事をサッサとこなせるまでに。また「タイムリミットを自分に課す」という手法も取り入れてみた。タイマーをセットし3分間で成し遂げる!とハラハラしながら片付けや洗濯(干す畳む)作業に挑むと効果抜群だ。このようなトレーニングの成果を『衣替え』で試してみることにした。タンスやケースからあらゆる物を出し切ったところで1時間経過…。トっ散らかり様に途方に暮れ1時間…。そこへ想定外の客(ガス点検業者さん)は現れるはガラクタに埋もれて見つからないタイマーはやかましいはで現実の厳しさを思い知らされたのであった。

 

 

写真の説明:

最近インターネットで購入した将棋アイテムが届いたところ

・復興支援扇子【羽生義治】・図面用紙・棋譜ノート・SHOOちゃんノート

 

2015年

10月

20日

2015年 10月号 ~名人に学ぶ~

将棋が上達せず悶々としていた。
努力しないで強くなる方法はないかインターネットで検索した挙げ句、“本気で努力すること”に到達。
しょうもない努力を悔やんだ。
気分転換に古今亭志ん生(ここんていしんしょう)(落語の名人)の「雨の将棋」を聞いた。
師匠の晩年の話し声は深みが増し過ぎてよく聞き取れなかったが、次第にイヤホーンを通じて噺の世界に引き込まれた。
肝心な落ちの部分を繰り返し何度も聞きいてみた(殆ど聞き取れない…)。
大笑いしたせいか気持ちが晴々した。
録画していた名人戦を見た。羽生(はぶ)名人が投了した瞬間あることに気付いた。
「負けました」と囁く声がはっきりと聞き取れるほど耳が良くなっている。
名人に学んだ1日であった。

 

 

写真の解説:

近所の商店街の喫茶店の2階でお茶していた時、たまたまサンバカーニバルが通りかかったところ。

撮った写真をよく見たら、知り合いが写り込んでいることが判明。

 

 

2015年

8月

15日

2015年 8月号 ~ハトに豆鉄砲~

先日、普段通りに歩いていた時、突如左ヒザに激痛が走った。
1週間経っても改善せず、見るからに腫れてもきた。
これはもしや何か悪い病気かもしれない。
というわけで意を決し重い足取り(痛みで)で整形外科へ行った。
まずはレントゲンを撮り、20分後先生に呼ばれ問診開始。
「水が溜まっちゃっているので抜きましょう」と注射器2本分吸い取ってもらった。
「もう全然痛くありません!ほらっ!」と、元気にピョンピョンと跳ねて見せた。
ヒザや骨には特に異常はないとのことでホッと胸をなでおろした。
「あえて病名を付けるとするならば・・・」と先生は凝視していたレントゲン写真から私の方へ振り向き続けてこう言った。
「カレイ(加齢)です」
その瞬間、私から笑顔が消えた。


写真の解説:

ゴキゲン中飛車急戦の定跡の図。▲3八銀まで。

何がゴキゲンなのかさっぱりわかりません・・・。

2015年

7月

09日

2015年 7月号 ~王手!~

1月から通っていた将棋講座が終了した。(スクール便り2月号参照)

最終日は指導対局!

プロ棋士の佐藤伸哉六段と田中悠一五段にご指導いただいた。

緊張していたものの、田中棋士から「参りました」の一言をいただき私はプロ棋士との勝負に勝ったのだった(手合いは八枚落ち…)。

とは言え将棋を指した経験の無い自分は、どこで勝敗がついたのかもわかっていなかった。

もし相手が自分と同じレベルだったら互いに参っていることすら気づかず元気に指し続けるであろう。

さて、佐藤棋士とは平手で対局していただいたが、タイムオーバーにて引き分け(…なのかどうかもわからない)。

とは言え「そこに置くとタダ取りされますよ」とご忠告いただき、置いた駒をササッと引っ込めたりしても怒られなかった。

かくして半年間の道場通いは修了。

翌日、「いやぁ~暇だったからサロンで将棋指してきたよ~」と言いながらパソコンをセットする生徒さんの背中を見つめ、将棋魂が引き合わせた運命みたいなものを勝手に感じるのであった。

 

写真の解説:

映画『王将』(昭和48年 阪東妻三郎主演)のDVDを借りて見た後、

YouTubeで村田英雄の『王将』(昭和36年発売)を聞いて昭和にどっぷり浸かってみたところ。

2015年

6月

13日

2015年 6月号 ~目的の混乱Part2~

今年も半年経つのでエクセル家計簿で今までの支出を確認してみた。

昨年より確実にオーバー。

少々青ざめると同時にしばらくは財布のひもを引き締めようと決心した。

そこへ七田がそろそろ夏用のスリッパに買い替えてくれないかと言いに来た。

しばらく考えた末、やはり冬用のままでは可哀そうなのでインターネットでスリッパを検索していたら、いつしか”素敵な手づくり布草履”など色々な本を発見!

数冊買い物かごへ♥

いかん!こんな本を買うくらいなら夏用スリッパを買った方が断然安いっ!と我に返り、簡単に作れそうな布草履の作り方サイトからレシピを印刷した。

本を買わずに済んだので作り方は0円♥

使用するのは古Tシャツなので0円♥

PPロープ5mは探しても無かったので近所の100円ショップで仕方なく108円で購入。

こうして不意の出費から財布のひもの引き締めに成功し独り悦に入ってみた。

しかし今から切り刻んだ古Tシャツを5メートルまで縫いつなげる羽目となった。

出来るのか?!つづく。



写真の解説:

体験レッスンを受けに新宿まで行って参りました。何の体験レッスンを受けてきたのかは秘密です。


ちなみに講師は上村 亘 四段

2015年

2月

08日

2015年 2月号 ~ネタ~

待望の将棋教室に参加した。
定員8名開講だったにもかかわらず集まったのはなんと24人。
講師は知る人ぞ知る佐藤紳哉六段である。
まずは講師の自己紹介から。
「砂糖(佐藤)のように甘い言葉で深夜(紳哉)に君を寝かさない佐藤紳哉です」
とキャッチフレーズから始まり
「君が玉なら僕は金、ずっと君を守り続けたいから…。
この局面、成るのが普通だけど成らないでいこうかな。君の前では、いつもありのままの自分でいたいから…。
君が…」
と甘い言葉メドレーが延々と続いた。
今度はCDプレーヤーをガチャガチャ、調子が悪いのか結局何も流れぬまま「アナと雪の女王を歌います」とアカペラで歌い出した。
将棋の替え歌でも聞かされるのかと予測したが、普通に歌う姿を見続けるはめとなった。
「ありの~♪ままの~♪姿見せるのよ~♪」
サビと同時にカツラを勢いよく取ってみせた。
後から知ったがこの棋士、NHK杯でもカツラを被って登場し、なんと解説者を失笑させた“ヅラインタビュー”が話題の人物なのであった。
90分の講座の大半をよくわからない自己紹介で使ってしまい、第1回目の履修内容は半分にも満たなかった。
指導対局の折は隙あらばあのヅラを剥ぎ取ってやりたいものだ。

 

 

写真の解説:

育てている(寒い場所に放置)ヒヤシンスがピンク以外モリモリ咲いているところ。

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