2020年

3月

18日

まりこ先生でもできる手作りマスク

2020年

3月

14日

2020年2~3月合併号 ~諸行無常~

自分は何でもなくなってから買いに行くタイプだ。
ともすれば必要であっても買わないことすらある。
恵まれた時代に育ったがゆえに欲しい物はいつでも手に入るのが常だと。
危機管理の甘さはおやつのカールや梅ジャムが店から消えた時思い知ったはずなのに!
しかし解決策を見つけ前向きに生きてきた。
無ければ知恵を絞って工夫すべし!
というわけでキーワード『トイレットペーパー代用品』でインターネット検索開始♥
『トイレットペーパーの代わりにできる9つ』にすぐさま目が留まった。
代わりの品とはいったい?!!
ひとしきり読んだ後近所の生活雑貨店へと走った。
まずは念のためにトイレットペーパーコーナーへ行ってみたが予想通り完売。
そしておもむろに文房具用品コーナーへ移動!
例の“代わりの品”を見つけて少々口元を歪めてみた。
まだ誰も気づいてないらしい。
それを暫く見つめていたが今日は買わずに帰った。
トイレットペーパーコーナーから躊躇なく文房具のノート(紙)コーナーへ移動して手に取るのも余りにも露骨だ…。つづく

2020年

3月

10日

2020年1月号 ~十割蕎麦~

大晦日は年越しそばを食べると決めていた。
長いそばを食べることで今年の厄を断ち切るのだ!
どうせならサクサクのエビ天ものせて美味しく皆でいただくことにしよう。
というわけで母にお願いした。
エビとそばの下準備ができたというところで台所へのこのこ。
油の温度が調度よくなる間に天ぷら粉を作る母の手際の良さに、ちょっとだけ尊敬の眼で見つめた。
シュワシュワ~っと油の中でエビがドレスをまとった。
自分も何か手伝おうと思ったのが運の尽き。
大葉を天ぷら粉に漬け込んだ瞬間
「片面だけでよかったのに…」と残念そうな母の顔。
茹でてあったそばでも器に分けておくか…。
高級十割そばは箸で取るたびブチブチちぎれた。
なんじゃこりゃ!!
器の中は今まで見たことのない食べ物が…。
エビ天をのせてそれを隠してみた。
熱いつゆをかければなんとかなるだろう。
お玉で勢いよくつゆをぶっかけた。
ドレスは剥れ、つゆを絡めたことでそばはことさらに短くなった。
食卓を囲み「厄が繋(つな)がらないね♥」と上手いことを言って切り抜けてみた。

 

 

写真の解説:

洗濯ばさみではさんで2週間目の大根の皮。
なんだっけこれ!?と思い出すまでだいぶかかったのでパチリ。

 

2020年

3月

08日

2019年12月号 ~ベテラン風~

先日小学生のクラスを担当した。
小1の子どもが集中力が切れてきたのか、危ない姿勢でイスをガタガタと揺らし始めた。
「危ないよ」と注意すると「だいじょうぶだよぉ~」と言ってニコニコしながらやめない。
こういう時はあまりしつこく言わない方が得策だ。
子どもが言うことを聞かないのは当たり前と心得ている。
しかし何かあってからでは遅い。
しばらくは子どもの動きに全神経を集中し私が身を挺して守るべし!
“いつでもひっくり返るがよい!”と心の中で覚悟を決めた。
しかしここ数日ヒザの調子が良くないことを思い出しとっさに対応できるか不安が過ぎった。
やはり未然に防いでおこうと判断。
「そうやって人の忠告を無視してふざけてなさい。本当にひっくり返って頭ぶつけて大泣きするんだよね。痛い目に合わなきゃわからないんだよね。」と少々声を荒げてみた。
身に覚えがあるのか「よくいわれるぅ~」と言いながらようやく姿勢を正した。
一瞬私をチラリと見てこう付け足した。
「おばあちゃんにぃ~」

”ガ~~~ン!”

2020年

3月

08日

2019年10~11月合併号 ~非常時~

10/11台風19号上陸前日。
テレビでは1日中『命を守る行動を!』とアナウンスが流れた。
想像を超える最大級の台風と知りつつなす術なし。
被害も想像を超えるのか…。
空が荒れぬ内に近所のスーパーへ買い出しに行った。
すでに品薄状態となっていたことに緊張が走った。
明日の停電や断水を想定し極力調理不要の食料を求めレトルト食品コーナーへ。

皆考えることは同じらしかった。
なんと高級レトルト食品ばかりが棚に残っていた。
仕方なく銀座カリー辛口、インドビーフカリースパイシーなど取りあえず6食分好みの辛さを間違えないよう注意してカゴに入れた。
お惣菜コーナーのコロッケ完売。
仕方なくちょっと高いけどカニクリームコロッケにしてみた。
揚げたてのフライや天ぷらも魅力的。
栄養価の高いチーズも今日だけはちょっと奮発してヤギのチーズに。
リラックスに欠かせない赤ワインも1本。
前から食べてみたかったお菓子もゲット。
ただの買い物を済ませ帰宅。
浸水対策とやらで雲隠れしていた七田が「いや~昔の写真って面白いよね~♪」
とヘラヘラしながら2階へ上がってきた。
さしずめ床に散らかしていたアルバムをめくっては目を細めていたのだろう。
非常時におかしな行動とるのは自分だけではないと判明。

 

 

写真の解説:

非常用に買い置きしてみたレトルトカレー。ではなくてレトルトカリー。赤ワインにもよく合う。

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2020年

3月

08日

2019年8~9月合併号 ~異常なし~

生活に困るほどではないが最近会話の最中聞き返すことが多くなった。
特に七田との会話の時が多い。
「聞こえてないの?」と度々言われるが、それは七田の活舌の悪さやボソボソ話すために聞き取れないのが原因だった。
また、どうでもいい事や独り言だと思ってわざと無視したりする時もある。
でもちょっと気になったので雨の中耳鼻咽喉科に向かった。
「どうされました?」と先生の診察開始。
「別にどうもしませんが、耳アカを取ってもらいに来ました!」と元気に答えてみた。
左右の耳の中を調べてもらったが「問題ありませんね」と言われた。
数十年分の耳垢を最新の技術を使ってごっそり取ってもらおうと雨の中わざわざ来たのだからもうちょっと診てよ。
と思い「右耳の中がたまに痒いです!」と言ってみた。
先生は「異常ありません!」と言い放ち約2分であえなく修了。
(注意 耳かきや綿棒は頻繁にやってはいけないよ。)

 

写真の解説:

松崎しげるの大ファンという店主の宝物をパチリ。
店主は接客係。タイ人の奥さんが一人で本場の腕を振るっている。
タイ料理店 in 学芸大学

2020年

3月

08日

2019年6~7月合併号 ~塩分控えめ~

嬉し恥かし減塩生活を試みた。
目標1日5g。
スーパーへ行き減塩食品を探しながら店内をぶらぶら。
減塩味噌、減塩醤油、減塩ケチャップなどなど探す手間なく目に飛び込んだ。
世間は塩分カットブームだ。
類似商品を両手につかみ裏面の栄養成分をチェック。
もちろん塩分量がちょっとでも低い方を購入するつもりだ。
しかしここから想定外の出来事に見舞われた。
成分表の文字が小さすぎて読めない。
塩分の単位がナトリウム(mg)だったり食塩相当量(g)だったりする。
栄養成分に対する分量が100g当たりとか大さじ1杯当たりとか1袋当たりとか単一でない。
とりあえず家に戻って早速ナトリウム量を塩分量に換算する“かんたん計算機”アプリを何個かインストール!
老眼鏡をわしづかみ再度スーパーへ走った。

 

ナトリウム(mg)×2.54÷1000g=塩分(g)
1日の塩分摂取量/厚生労働省目標値7.5g/WHO世界保健機関基準値5g

2020年

3月

08日

2019年5月 ~謎のアルゴリズム~

連休中は洗濯を沢山しようと意気込んでいた。
が、初っ端から雨。
明日外に吊るせばいいと思い全自動洗濯機のスイッチオン。
水槽の水が溜まるまでじーっと見つめながら思った。
“こうしている間に他のことが出来る”
しかしどうしても洗剤や柔軟剤を入れるタイミングは自分で決めたかった。
洗濯機が回り始めた。
しばらく透明のフタから中を覗き込みながら思った。
“こうしている間に他のことが出来る”

しかしどうしても浮かび上がってくる衣類の部分や絡まりが気になり、度々フタを開けては押し込んだり水加減の調整に勤(いそ)しんだ。
柔軟剤は全体に行き渡らせるべし。
全自動洗濯機からピーという終了合図を聞きながら思った。
“全自動の意味ないじゃん”翌朝洗濯物を外へ吊るして外出。
後に雨。
雨ざらしとなった洗濯物を翌日洗いし直した。
洗濯ばかりしていたような気がしたが結局1回分しかできなかった。

 

 

写真の解説:

第59回ひとみ座寄席(夜の部19時~)

落語を堪能したあとドンガバチョと戯れる生徒さんをパチリ!

なんと気前良くショーケースから出してくださった上に特別に遊んでくださいました。

2020年

3月

08日

2019年2~4月合併号 ~太極拳~

平成31年元旦。
早朝太極拳が今年の幕開けとなった。
初日の出を拝みつつ手渡されたお酒をグビリ。
温か~い♥

瞬く間に公園のベンチの上は料理で埋まった。
メンバーの差し入れであろう大皿には鶏の唐揚げとプチトマト。
敷いているレタスも上品だ。
均等にカットしたパウンドケーキは1つずつラッピングとリボンが施され美しい。
マーブル状の緑色は抹茶であろうか。
お稲荷さんは小ぶりで実に食べやすそう。
ピリリと凍てつく空の下でいただいた温い食べ物は全身に沁みた。
家に帰る道すがらふと思った。
酒も料理も誰かのお陰であること。
早朝暗いうちからありがとう。
太極拳で流れる音楽も毎朝誰かが整えているんだよな。
1月号でつぶやいていた“穏やかな気持ち”の根源がなんなのかじんわりとわかってきた。
“当たり前”と思っていたことが、誰かの確かな“心尽くし”によるものであったことにも。
つづく。

 

写真の解説:

生徒さんからたまにいただくアップルパイ。地元のケーキ屋さんで美味しいと評判。今月でお店の幕が閉じるとのことで買ってきてくれました。貴重な最後の1本をパチリ。

 

2020年

3月

08日

2019年1月号 ~太極拳~

年末から早朝太極拳の復帰を試みた。
(以前にも同じようなことが…)
真っ暗な早朝6時前。
清々しい気持ちとは裏腹にマスクと毛糸帽を深々とかぶりモジモジしながら公園に向かった。
丸2年もサボっていたので少々負い目を感じていたが、皆が自然に受け入れてくれたのでホッとした。
気功や準備運動をひとしきりやった後、太極拳開始。
気功で大地の気を足元から吸い上げ心が浄化されてゆくのを感じた。
準備体操では血液が体内を駆け巡り体がポカポカ。
太極拳では全身の関節運動により宇宙の法則を極めた。
ふと気づくと朝日が周囲を包み込んでいた。
久しぶりに再会した仲間の顔がようやく認識できた。
その時皆がざわつき始めた。
「あれ?コウノさんじゃないの?!」
どうやら自分をコウノさんという人と勘違いしていたらしい。
取りあえず皆で大笑いしてみた。
お陰で顔の筋肉もほぐれ終日穏やかな気持ちで過ごせた。
晴れて太極拳復帰は大成功を収めた。
つづく

2019年

2月

06日

2018年12月号 ~座布団(ZABUTON)~

人生の大半は睡眠時間だ。
そこで快適な眠りに不可欠なのが“枕(ピロー)”。
これがまた合うものがなくて人知れず悩んでいた。
そばがら、あずき、羽根、コットン、クッション、重ねタオル、パイプ、磁気、高反発、低反発、い草、ウォーター、エアーあらゆるものを試しみること数十年、頭を縦に振ることはなかった。
つい先日実家で晩メシをたらふく食べ、すぐにゴロ~ン。
ちょうどそこに打って付けのものが。
尻に敷いていた座布団を二つ折りにして頭の下に敷いてみた。
えも言われぬその心地良さにまどろんでみた。
その後持ち帰ったせんべい座布団のお陰で快適な眠りを手に入れた。
そればかりか「日本人に生まれて良かったことは?」の不意の質問にも速答でき一石2鳥だ!

 

 

写真の解説:

鼻緒が切れて立ち往生している侍(大岡越前)に粋な女が計らうシーンのセリフ。自分もいつかこんな粋なセリフを吐いてみたいと思ったのであろうか。

スマホのカメラ機能で、紙に自分がメモしたものを撮ることが多い。

2019年

2月

06日

2018年11月号 ~大人の旅~

夏からの疲れがどうも抜けきれない。
これが疲労の蓄積というものなのか(決して老いを認めないタイプ)。
ということで心身を癒すべく温泉の旅(温泉療養)に出掛けた。
 今回は昨年の失敗を踏まえてかなり慎重な計画を立ててみた(スクール便り2017年7月号参照)。
久々の遠出にはしゃいで食べ過ぎないこと。
 観光スポットは1か所に絞り疲れないようにすること。
 酒に浸からず温泉に浸かること。
 翌日はさっさと帰ること。
など慎ましい行動を実践した結果、無難な旅となった。
 夕食後はすこぶる暇に襲われ宿の将棋セットを借りることにした。
 将棋のルールが全くわからない七田を相手に将棋盤を挟んだ。
 「銀って横に動けるの??」
 「次どっちの番だっけ??」などボケ老人の将棋サークルを思わせた。
かくして箱根湯本の夜は更け(老け)て行くのであった。
 今度はもっと若々しく卓球台のある宿に泊まろうと誓った。

 

 

写真の解説:

二歩(にふ)。それは将棋で禁じ手の一つ。あまり見ることのない貴重なお写真。

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2019年

2月

05日

2018年10月号 ~ポンチョは見た~

今年は雨が多かったのでポンチョを買って本当に良かった。

雨の朝、ニヤリと笑みを浮かべながら玄関を出る。

“トランス フォー マー!”と心の中で元気に叫びながらゴソゴソと巨大テルテル坊主に変身。

モタモタと自転車にまたがりニヤニヤしながら出動!

七田にもポンチョを勧めるのだが頑(かたく)なに拒否され続けている。ある雨の帰宅途中、傘差し自転車運転をしていた七田が警官の御用となった。

元住吉駅の軒下に誘導され職質。

その一部始終をちょっと離れた場所から巨大テルテル坊主(自分)はじっと見ていた。

七田以外にも次から次へと傘差し自転車が網の目に捕らわれていった。

とは言え、笑顔の警官に軽く注意される程度であっという間に釈放。
早速ニヤニヤしながら近づいてみた。

「その格好の方がよっぽど犯罪だ!」と言い放つ七田。

傘があっても差せずびしょ濡れで自転車を漕ぐその後をニヤニヤしながら追いかける不気味な巨大テルテル坊主。

ポンチョが楽し過ぎる。

 

 

写真の解説:

お気に入りのカンフーシューズ『飛躍(フェイユ)』中国製の靴が破れてしまったので同じものをネット購入。バカみたいに5足も買ってしまいました。

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2019年

2月

05日

2018年9月号 ~おじゃま虫~

9月から当ビル2F教室がオープン。
新旧キッズらはこれから2階で授業を受けることになった。
今後はバイト講師が指導に当たる。
私にかなりなついている子ども達にはちょっとかわいそうだが新担当講師に引き継いだ。
ある日、ちょっぴり心配になり2Fを覗き見してみた。
若くてキレイな女子大生(リケジョ)と楽しく授業が盛り上がっていた。
私の気配に全く気付くことなく集中していた。
なので接近してみることにした。
案の定「あ!マリコ先生!」と(やっと気付き)振り返って叫んだ。
私は心の中で準備していた。
もしこの子が「マリコ先生の方がいい!」などと言い出すものなら「ほらほらY先生の話をきちんと聞いて集中しなさい!」とぴしゃりと言い放とうと。
「マリコ先生!」
それ来たか~!と思った次の瞬間「ノドが渇いたのでお茶を下さい。」とぴしゃりと言い放ち、すぐさまパソコンに姿勢を正し集中し始めた。
「かしこまりました。」と冷たい麦茶をお出しした後一礼をし、皆の気が散らないよう教室の扉を静かに閉めた。
”ガ~~~ン!”
 
 
写真の解説:
ロボットプログラミング親子体験会で上手にプログラミングした子供たちにあげる手作りメダル。
連日YouTubeを見ながらひたすら折り紙を折る理工学部のバイト講師3人の力作。
どういうつもりか知らないが山のように積まれていた。

2019年

2月

05日

2018年8月号 ~賛同~

ここ1年、髪が伸びたら自分で適当にジョキジョキ切っていた。
しかし最近どうしようもなくなったのと、親子体験会を明日に控え、七田から何とかするよう強いられ、インターネットで近くの美容院を調べ予約した。
ついでに流行りの髪型をコソコソ調べ美人モデルの写真を印刷しポッケに入れた。
予約時間に間に合うよう走った。
髪ボサボサの汗だくの汚らしい自分が扉を開けた瞬間、店員がポロリと持っていたペンを落とした。
席に案内され担当者が決まるまで少々時間が掛ったのも気のせいであろうか。
小奇麗な若者が担当となった。
鏡越しに目が合い会釈を交わした。
ポッケから写真を取り出し”こーゆー風にして下さい”と真顔で言ってみた。
若者は暫く真顔で考え込んでいたが、“頑張ります!”と意を決した。
“頑張ってね!”と言い放ち爆睡。
毛染めを含め90分の予約時間は余裕で超過した。
全工程を終え鏡に映る若者は随分とやつれていたのでちょっと心配だった。
しかしお互い清々しい達成感で包まれていたのを感じた。
美容師の腕がどうのよりお客の要望に全力を尽くす。
お客(自分)は要望が無茶苦茶な事を知りつつ信頼し身を預ける。
双方が充足すればその後またここで逢える。
なるほど親子体験会も然り!

 

 

写真の解説:

ロボットプログラミング親子体験会でロボットを走らせるコース。

理工学部のバイト講師3人の力作。

2019年

1月

31日

2018年7月号 ~翼のないエンジェル~

炎天の中、外出先で公園を見つけ木陰に身を潜めたが、蒸し暑さからは逃れられなかった。

ジリジリと太陽に照らされた無人の公園。
ふとそこへ一人の少女が現れるや否や公園中を走り回った。
ブランコに飛び乗ったかと思えばシーソーから鉄棒へと全ての遊具を独り占めし何とも楽しそう。
まるで天使が一時だけ地上へ降りることを許されたかのように。
導かれるように少女の隣に座ったブランコはケツが焼けるほど熱かった。
しかし漕いでみると風が当たり気持ち良かった。
「風よ来い!風よこーい!」と勢いよくブランコを漕ぎながら少女が叫んだ。
美しい容姿だった。
「こーゆーと本当に風が吹くんだよ」と空を仰ぎ言った。
ひょっとして本物の天使なのか?
それから二人でシーソーや砂場で遊んだ。
手足を砂の中に潜らせ「ひんやりして気持ちがいい!」と言った。
スラリとした長い手足を伸ばしバレエを踊りビールマンスピンのポーズを決めた。
拍手をしながら「ブラボー!」と自分もはしゃいだ。
「あ!3時まで帰らないと!」
少女は足についた砂を素早くはらい瞬く間に帰り支度を整えた。
「今日3時までに家に帰ればお母さんにここの公園で一生遊ぶ権利がもらえるの!毎日ここでは遊べるの!」
ひょっとして母とは女神なのか?
このところ帰宅が遅くなり叱られたらしい。
自転車を走らせながらバイバイする天使を見送った。
天使は振り返ってこう言った。
「あとね、3時まで帰れば1万円もらえるんだー!」
堕天使なのか?

 

 

写真の解説:

9月生募集のため、『夏休み!親子ロボットプログラミング体験会』のチラシ配布に出発。バイト講師の腕の見せ所。連日の真夏日で外はとても危険な状態です。

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2018年

8月

08日

2018年6月号 ~自考力キッズ~

先日“親子体験教室の流れ”という研修に七田と参加した。

9月から開校予定である低学年向けロボット教室に『自考力キッズ』講座新設にあたり親子体験会を実際にシミュレーションしてくれるという研修だった。

自分は”オカン役“で七田には”子ども役“でいいかと七田に提案したが七田がどうしても”オカン役“がいいと言うので仕方なく”ちょっと興奮気味の子ども“を演じることになった(別にどうでもよい)。

ちなみに参加メンバーの中でその意味不明な役割分担で言い争っていたのは当校だけだった。

“早くしなさいよー!”“あ~、もー違う違う!”など側で口やかましいオカン役を見事に演じる七田にせっつかれ悔し涙をこらえた。

子ども(安藤)のあまりの不器用さに本気でイラつき始めるオカン(七田)。

もはや演技ではなかった。

2時間の研修終了後、“この教室に通いたいー!”と興奮しながら口から出た。

この研修、本部の人たちにとっては大成功と言えよう。

 

 

写真の解説:

マイ・ポンチョ(5月号の記事参照)

レインバイザーも追加購入。

これで私も立派なポンチョさん!

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2018年

5月

28日

2018年5月号 ~降らずとも雨具の用意~

梅雨になる前に…とインターネットで“ポンチョ”を購入。
ポンチョを着れば雨の日も自転車に乗れるところが決め手となった。
届くや否やドキドキしながら試着。
鏡に映る巨大なテルテル坊主(自分の姿)に本気でおののいてみた。
雨が降ったので傘をさして歩き始めたが途中、ハタと思いたって自転車を取りに引返した。
ポンチョのお陰で自転車に乗り無事到着。
ただし上半身以外はびしょ濡れだった。
インターネットで正しいポンチョの着用方法を調べてみた。
ポンチョの前身頃はハンドルに覆いかぶせ屋根を作り足に雨が当たらない仕掛けだった。
着替えて再び近所を一周してみた。
顔面以外は全く濡れなかった。翌朝小雨。
ポンチョをひるがえし出動!
とその時突風が吹くと同時に視界が真っ暗になった。
ポンチョの後身頃がメクレ上がり頭からスッポリ包まれたらしかった。
一瞬テルテル坊主に飲み込まれたかと思った。
必死でもがいて脱出!
周囲に人がいなかったのと交差点のど真ん中でなかったことに胸をなでおろした。
なんとしてでも梅雨までにポンチョを攻略したい。

 

 

写真の解説:

最近ゲットしました~!Made in JAPANを指先に感じます。切削面の滑らかさといい切れ味といい。レトロな感じもいい。

 

カール CARL 鉛筆削器 エンゼル5

  • 丈夫な板金製のボディと飽きのこないデザインで、永く使える鉛筆削器。特殊鋼で作り上げた削り刃は、精度と耐久性に優れた日本製だからシャープな切れ味を実現。

 

2018年

4月

17日

2018年4月号 ~盲点~

新聞の契約更新をしたら念願の“新江ノ島水族館”のタダ券をもらった。
“ちょうど連休があることだし~♥”と小躍りしてみた。
江の島方面へ出掛けるのは久々だ。

(2016年6月号参照)

失敗のないよう行動計画を立てることにした。
交通手段は元より館内やイベント状況、食事処、ついでに江の島観光スポット、万一に備えトイレ設置個所などあらゆる角度から情報収集に明け暮れた。
そして当日、完璧な計画表を握りしめいざ出発(しゅっぱ~つ)!
通勤ラッシュを避けるべく時間帯を分析した甲斐もあり電車は空いてて快適だ。
七田に「下り方面は普通空いているものだ」と言われ悔しかった。
しかしその後否が応でも心底悔やまざるを得ない事態となった。
駅の改札口を抜けるとそこは人だかりであった。
計画は全てご破算。

世間が“春休み”真っ只中であるこということを知らいでか!

 

 

写真の解説:

新江ノ島水族館 相模湾大水槽前にてエイの顔を撮影。

何を撮っても必ず子供が写り込んでくる。

2018年

3月

14日

2018年3月号 ~タダより高い物は無し~

TSUTAYA(レンタルビデオ店)のDVDタダ券があったのでノコノコ出かけてみた。
見たかった映画に手を伸ばすと前編と後編に分かれていたので少々戸惑った。
タダ券は1枚のみなので前編だけ手に取り今回はセルフレジではなく店員さんの居るレジへ(2017年11月号参照)。
すると「このDVDは前編と後編がありますが前編だけで大丈夫ですか?今なら1枚100円で借りられるのでタダ券は新作に使った方がお得ですよ。」と言われた。
「後編はどうしますか?あ、今持ってきますね~!」とものすごい勢いで後編を取って戻ってきた。
有無も言わさぬ店員さんの神対応により財布のヒモは解かれた。

216円を支払いながらセルフレジマシーンを横目に「お前たちもしっかり頑張りなさ~い!」と心の中で叫んでみた。

 

 

写真の解説:

桜の開花(蕾)状況記録しておこうかとパチリ。

改めて自分の撮影センスの無さに驚き!

3/14wed  8:30am 元住吉にて

2018年

3月

08日

2018年2月号 ~明日のため!For tomorrow!~

朝起きると台所に食器や調理器具の洗い物が山のようにある。
昨夜、夕飯の後片付けをせずに寝たからだ。
帰宅して部屋に入ると布団や衣類がとっ散らかっている。
今朝、起きてそのまんま出掛けたからだ。
そうして毎日帰宅後は布団を整え衣類を畳み昨日使った食器を洗う、を繰り返す。
しかしある日帰宅すると、布団は整えられ衣服は畳まれ台所はすぐに使える状態だった。
一体誰が?!と考えてみたが、今朝自分がやったことを思い出した。
“ありがとう!”と本気で自分に感謝してみた。
「夜のうちに片付けておけば翌朝やらずに済む!」

「今日洗濯すれば明日やらずに済む!」

など上手に生きるコツが次々に湧き出てきた。
「肉は火で焼くとウマい!」

と最初に気付いた原始人はさぞ嬉しかったに違いあるまい。
と、ふと思った。

 

 

写真の解説:

2年連続『幸福の木』(別名ドナセラ)にまさかのお花?!!!を発見したのでパチリ。

2017年3月号参照

2018年

1月

10日

2018年1月号 ~タイミング!~ 

世の中には数多くの名言格言がある。
何かに行き詰ったり困ったりした時、うってつけの言葉がタイミングよく現れるのが不思議だ。
将棋の世界にも格言がたくさんある。
格言はその時の状況判断と相まって助言と化す。
「桂馬の高飛び歩の餌食」「金底の歩岩より堅し」「玉の早や逃げ八手の得」など最近は対局中パッと浮かんでくるほどに。
しかし格言に翻弄(ほんろう)され桂馬を跳ねるタイミング、金を寄せるタイミング、玉が逃げるあらゆるタイミングが裏目となった。
人生を運で切り抜くタイプに判断する能力などあろうはずがない。
自分にとって将棋の格言が全く及ばないどころか魔の囁きと化していた。
我が人生も振り返ってみたところで、今年はちゃんと勉強しようと心に誓った。
早速将棋の本をわしづかみ表紙をめくると「諦めず気持ち切らさず勉強を」と力強く筆で書かれていた。
まずまずのタイミングである。

 

 

写真の説明:

帰宅途中、建設中の高層ビルにぼんやり浮かぶイルミネーション。

キッパリと言い切れないが、多分鏡餅。

日々ちょっとづつ改良されてはいるが、ここまでが限界らしい。

2017年

12月

28日

2017年12月 ~企業側の決断に疑問視~

おやつと言えばカールのカレー味が基本。
大人になってからはおやつではなくおつまみとして継承。
「それにつけてもつまみはカ♪ア♪ル♪と鼻歌交じりで棚から取り出し小鉢に盛り、残ったら袋を洗濯バサミで止めて棚に戻す」がほぼ日課だった。
それなのにM製菓は関東地域からカールの販売撤退を決断した。
どおりで最近方々の店を血眼になって探しても見つからないわけだ。
ならばインターネットで買えばいいやと検索開始数秒後、カールの異様な高騰振りを目の当たりにするのであった。
だがしかし金銭云々の話より、カールチーズ味とカールうす味しか目に入らないことに恐怖と焦りを覚えた。
M製菓のHP(ホームページ)で確認したところなんとカールカレー味だけ製造打ち切りを決断したことが明かされていた。
インターネットでパスワードやらカード番号さえ入力すれば何でも手に入ると高をくくっていた己に制裁の時が来た。
条件反射的にあの黄色い袋をわしづかみ買い物カゴに放り込んでいた日々が走馬灯のように頭の中を駆け巡った。

 

(2013年11月号 大当たり雪だるまカール写真掲載)


 

写真の解説:

帰宅途中、建設中の高層ビルにぼんやり浮かぶイルミネーション。

キッパリと言い切れないが、多分クリスマスツリー。

日々ちょっとづつ改良されてはいるが、ここまでが限界らしい。

2017年

11月

16日

2017年11月号 ~セルフレジ~

見たい映画を思い出し久しぶりにTSUTAYAに借りに行った。
目的のDVDを見つけウキウキとレジに向かった。
なんと近所のTSUTAYAはセルフレジ(自分の事は自分でやってね!)というシステムに変わっていた。
初めての事ゆえ、緊張しながらタッチ画面の前に立ってみた。
落ち着いて画面の指示通りに行えば簡単だ。
私に出来ぬはずがない!と自分に言い聞かせ『開始ボタン』をタッチ。
『センサーにDVDのバーコードをかざして下さい』との指示に従ってあらゆる角度からかざしてみるが全然反応が無い。
見かねた店員が助けに来ると思いきや、レジの奥で黙々と何かしている。
やっと『ピッ』と音がして次へ進むことができた。
次は『会員カード』をセンサーにかざすらしい。
指示に従ってあらゆる方向からかざしてみるが全然反応が無い。
よくよく読んでみると全然違う脇にある機械に矢印の方向へカードをスライドせよとの指示だった。
その後支払いまでの全工程につまずきながらもなんとか終了。
最後の最後に「袋はこちらからどうぞ~」と店員に話しかけられた瞬間、例えようのない悔しさが込み上げてきた。

 

写真の解説:

毎朝自転車で通る道。

11月のある日、大輪菊が一気に開花していて驚いたのでパチリ。

美しい大輪菊がビールケースの上で堂々開花。

2017年

10月

24日

2017年10月号 ~片付け術~

本屋でコンマリ先生*の「片付け術」を熟読。
最後にマンガ版で片付けのシミュレーションを脳裏に焼き付け帰宅。
先ずは暗記してきた片付ける順番を紙に書き出してみた。
順番は厳守だ。
①衣類②本③書類④小物。
そして一気にやること。
単純にトキメク物とトキメカナイ物とに分ける。
トキメカナイ物は手放す(処分する)のだ。
先ずは全ての衣類を床に積む。
だがその前に床のホコリを掃除してスペースを作ることが先決だった。
いやその前に洗濯だ。
洗濯機を回したところで洗剤を床にぶちまけしばらく立ち尽くした。
しょうがないので『洗面所』の片付けと掃除を一気にやることにした。
そこで棚や床にあるトキメカナイ物(中途半端に残った古い入浴剤とかシャンプー、使わない化粧品などなど)を袋へポイポイ。
当たり前だが物が減りスペースができた。
床の掃除も一気にやってみた。
なるほど片付けと掃除は全然違うことに気付いた。
①に取り掛る頃はすっかり日が暮れていた。
つづく。

 

*片付けコンサルタントの近藤麻理恵先生

 

写真の解説:

スクールのベランダで収穫したニガウリを持って帰っていただき、『我が家の一品』を撮ってもらいました!調理の過程である春巻きの中の様子も撮ってくれました。料理音痴の自分には非常にありがたいです。

 

 

2017年

9月

19日

ゴーヤ料理 ~我が家の一品~

2017年

9月

19日

2017年9月号 ~意識の賜物~

ストレスのない一日を過ごそうと思った。
起きて洗濯機を回しトースターに食パンをセット。
その間に将棋ゲーム。
早朝のクリアーな頭で勝てる気がした。
ほどなく自分のヘボさに怒り心頭。
なんだか焦げ臭かった。
意気消沈しながらパンの焦げをこそげ落としている時、ピーピーと洗濯終了の合図にイライラ。
もしかして、このような冴えない事柄の積み重ねがストレスの原因になるのでは…。
洗濯物を干しそそくさと喫茶店へ。
冷房直撃の店内に凍えながら冷めたホットコーヒーを飲み干した。

先日も同じ目に遭ったことを思い出し腹が立った。
そそくさとスーパーへ。
買い物でストレス発散だ!
買った物を袋に詰めながら一抹の不安を覚えた。
冷蔵庫に収まるのか?

その前に自転車のカゴに収まるのか?
心配で脈が早まった。
ヨロヨロとなんとか帰宅。

洗濯物とやぶ蚊を一緒に取り込んだり、味噌汁をぶちまけたり寝る直前まで自らストレスの原因を作り続けた。
しかし意識しなければ普段通りだ。
意識すればやることなすこと全てストレスにつながることに気付き、我ながら感心してみた。

 

写真の解説:

教室のアイドル、ニホンアマガエルちゃんを真正面から見たところ。

いたずら書きしたような顔をパチリ。

2017年

8月

30日

2017年8月号 ~決断力~

収納タンスから出し入れするものがほぼ同じものだということに気付いた。
そして全く使わないものが圧倒的に多いということにも。
というわけでタンス内大掃除をしてみた。
潜り込んでゴソゴソ。
大きな袋を発見し恐る恐る中を覗くと、ヨレヨレのくつ下などが詰め込まれていた。
いつか雑巾代わりにしようと思ってとって置いたものらしい。
またもや袋を発見。
若い頃着ていた洋服であった。
数着試着してみた。
この肩パッド入りデザインがいつかまた流行ると思ってとって置いたものらしい。
その他、膝までしか上がらないジーパンや重いだけのトレーナーに鞄などなど使えるけど使えないものを処分することにした。
ついでに家中のヨレヨレタオルを全て新品タオルに取り替えた。
タンスの肥しを活かすチャンスも訪れほくそ笑んでみた。
ヨレヨレのタオルを見つめ「そうだ!雑巾に…」とまたしてもよからぬ事を思いつくのであった。

 

写真の解説:スクールのベランダで収穫したニガウリを持って帰っていただき、『我が家の一品』を撮ってもらいました!

料理名『ゴーヤーチャンプルー』

シェフ『I.M.さん』

 

コメント:自称ニガウリ一品料理評論家 真理子先生

主役の豚肉や豆腐をニガウリの鮮やかなグリーンが引き立てております。見ているだけで元気モリモリの一品でございます。

2017年

8月

01日

2017年7月号 ~いざ2~

旅行先は満場一致で箱根湯本へ決定(6月号参照)。
到着後すぐ昼食。
旅行中は贅沢をしようと決めたので、食堂へ入り特上天丼とビールを注文。
この店の特上とは量が多いだけと判明。
食べ過ぎを悔やみながら会計を済ませた。
あてもなく歩き始め「玉簾(たまだれ)の滝」という看板を発見したので目指してみた。
しばらく滝を見た後、宿へと向った。
早速大の字になりたかったがそうは問屋が卸さなかった。
名の知れた旅館ゆえ、熟年中居さんによる懇切丁寧なサービスを暫く頂戴することになった。
温泉は色んな湯船があり、1つ残らず制覇した。
夕食を食い散らかし待望の上げ膳据え膳に酔いしれた。
翌朝、朝飯を食い散らかし宿を後にした。
七田が仙石原へススキの写真を撮りに行くと言い出したのでちょっと嫌な予感がした。
バスを降りると観光客は我々のみ。
コンビニで本当にここなのか尋ねてみた。
「そうですが何もないよ」と言われた。
ススキ1本生えていないケモノ道を黙々と前進。
途中「イノシシ出没 注意!」の看板を発見し後ずさりした。
前を行く七田に知らせるべきかどうか迷ってみた。
温泉効果はすっかり消沈したが無事帰宅。
今度は1人で行こうと思った。


写真の解説:2017.5.29 箱根湯本 玉簾の滝にて。
       (顔ハメ看板を見るとハメずにはいられない性分)

2017年

6月

20日

2017年6月号 ~いざ~

連休中に旅行へでも行ってみようかなと珍しく思ってみた。
しかしどこへ行ったらよいのか。
旅慣れていないので全然思いつかない。
その上どこに泊まるのか、どうやって行くのかこれから考えなければいけないと考えた時点で面倒臭くなった。
なるほど、物臭ゆえ何処にも行かないのだと気付いた。
何としても自分を奮い立たせ、物臭体質を改めねばならない。
とりあえず“旅行”で思いつく事を洗いざらい紙の上に書き出してみた。
「温泉 温泉たまご 温泉饅頭 射的 卓球 地酒 座敷わらし 上げ膳据え膳 リフレッシュ リラックス デトックス…」思いもよらず筆が走った。
そして知らず知らずのうちに自分が温泉を求めているということ、贅沢に飲み食いし、卓球や射的ではしゃぎまくりたいことまで判明。
一歩前進したような気がした。
そうと分れば!つづく。

 

 

写真の解説:2017.5.29 小田原駅構内にて撮影。

2017年

6月

20日

2017年5月号 ~ある日の休日~

こんな行楽日和に将棋対局ゲームなんかして家でくすぶっていていてはいけない気がした。
衝動的にノートパソコンをつかんで家を出、電車に乗った。
ふらりと降りた先は田園調布。
お洒落なカフェテラスで心地よい太陽の下、優雅に珈琲をすすりながらパソコンを開けて再び将棋対局ゲームに没頭。
集中力も切れてきた頃、まだ触れたことのなかった盤上のボタンが妙に気になりついクリック。
その瞬間、パソコンから大音量で棋譜読みが始まった。
「先手1四金、後手2三歩成、先手同金、後手…、2四歩はいい手ですねぇ~」
ひぇええ~!アドバイスまで丸聞こえだよ…。
普段スピーカーはオフにしているはずなのに何故?!
大音響に包まれた閑静なカフェテラスで独りパニクり意識が遠のく中、昨日このパソコンでブルゾンちえみ(お笑い芸人)の動画を最大音量で視聴しながらバカ笑いしていた七田の顔が走馬灯のように駆け巡るのであった。

 

 

写真の解説:自宅の扉を開けると植えた覚えもない葉っぱがすくすくと成長している様子をパチリ。もうすぐ花が咲きそうなので、正体がわかるはず。つづく。

 

2017年

4月

10日

2017年4月号 ~復興のかたち~

東日本大震災から6年。
岩手県大槌町は津波にのまれ町が消えた。
以前教室に通っていた生徒さんも被災地に住む1人。
後に伺った間一髪助かったという体験話は忘れない。
多くの犠牲、明日からの衣食住の不安、ライフラインの全てが滞った。
復興に掛る歳月が並々ならないことを言うにはばかり、闇雲に復興を願うだけの6年が経った。
先日大槌からメールが届いた。
「町中に何件か家が建ちました。大半はまだ仮設(住宅)ですが。目に見えてきました。」
物理的で確かなものが目に見える喜び。
この短い文に目頭が熱くなった。
初めて“復興”の意味がわかった気がした。
駅や線路が再建して隣町へ行く電車が走って病院や喫茶店や商店がどんどん立ち並ぶといいねえ。
と声に出して言ってもいい気がした。
あの日から7度目の桜を見上げ、ウキウキしてもいい気がした。

はばかってばかりはいられない。

 

 

写真の解説:

球根から育(放置し)てたヒヤシンが3色見事に花咲きました。とてもいい匂いがしているところをパチリ!(2017.3.17撮影)

2017年

3月

30日

2017年3月号 ~うっとり~

教室に放置している幸福の木にふと目が留まった。
若葉の間から芽のような見慣れぬものが現れていた。
あろうことか日増しにニョキニョキ伸びてきた。
七田がそれをじっと見つめている後ろ姿を何度か目撃。
やはり気になっているらしかった。
ある夜、教室のどこにいてもいい匂いがすることに気付いた。
最新の毒ガスか!?と一瞬疑ったが、えも言われぬその匂いを最大にすべく鼻の穴で吸いこんでいたところへ七田が外から戻り「うわ、この花すごい匂い!」と叫んだ。
なるほど犯人は幸福の木の花であったか。
翌朝、何事も無かったかのように花はしぼみ匂いは消えていた。
けれど夜になるとまた知らず知らずに花と鼻の穴が開いた。
幸福の木の花は5~10年に1度とも言われている。


写真の解説:
幸福の木の花が咲いているところをパチリ。
特に手入れをした覚えもない上に、ちょっとジャマなところに置いているため当たってひっくり返ったりもしている。
花は1週間ほどで終了。(2017.3.9撮影)

2017年

2月

20日

タイトル:おなかぺこぺこの2017年春

2017年

2月

20日

2017年 2月号 ~逃げ道~

寒いからなんとなく行動意欲がわかない。
でもよく考えてみると暑くても丁度良くても同じだ。
最近物忘れがひどい。
でもよく考えてみると三歩進むと忘れるのは酉年のせいだよと長年自分を励ましながら生きている。
いつも何だかんだ追い込まれる。
それはいつも後でやろうと溜め込むからだ。
てな調子に喫茶店でボーッと自己分析すること数時間。
さっさと家に帰って洗濯機を回し掃除機を掛け台所を片付け、将棋の勉強をしてロボットプログラミングの準備をせねば・・・。
そもそもスクール便りを作りに喫茶店へ行ったのにパソコンも開いてない。
無駄な時間を費やしたことを悔やみつつ、せっかくなので分析結果をインターネットで調べてみた。
このような行動に走るのは『自己逃避』と判明。
今、自分に大切な事は逃げることをあきらめることなのだ。
・・・四の五の言わずさっさとやることなのだ~!

 

 

写真の解説:

タイトル『何見てんのよ。』

撮影者 Y.Iさん

 

Y.Iさんが写真編集しているところを後ろで見ていたらどうしても欲しくなり数点データをもらいました。こっそり何かのフォトコンテストに応募するかポストカードにして販売するか本気で迷っているところ。

 

2017年

1月

16日

2017年 1月号 ~ドヤ顔~

暮れに家のDVDレコーダーが故障した。
買い替えか修理に出すか悩んでいた。
もし買い替えたら5、6万円が吹っ飛ぶ。
修理に出したら1万8千円(適当な見積り)。
年末の出費は切実だが、修理で2万円弱なら安いとさえ錯覚し始めていた。
そもそも遡ること6年前、DVDプレイヤー内蔵テレビを買った(スクール便り#18参照)
それが2年目でDVDが取り出せなくなり修理人を呼ぶはめとなった。
“故障です”と言い放たれ、直らない上に8千円が吹っ飛び気絶しそうになった記憶が新しい。
後にやむなく購入したのがこのDVDレコーダーだ。
最近の電化製品は2、3年で壊れるように設計されているのか?と疑わずにはいられない。
というわけで自分で直すことにした。
インターネットで結構な時間をかけ根気強く調べていくと、どうも機械的な故障ではなさそうであることが判明。

エラーの修復方法を何とか探し当て、ゴソゴソと作業開始。
ほどなくして奇跡的に直ったので、出費を0円に抑えることができたこと七田に報告してみた。
「根性あるね」と言われ今年の初ドヤ顔を振る舞ってみせた。

 

写真の解説:

浮いたお金で前から欲しかった将棋ソフトを早速ゲット~。

今年も将棋が上達するように頑張るぞ!

2016年

12月

26日

2016年 12月号 ~作務~

台所に目をやると「なぜ掃除しても散らかるのか…」という疑念が湧いた。
しかし観念して掃除に取りかかった。
この雑念とも言うべき疑念を振り払うべく修行僧のように一心不乱に磨き続けてみた。
ふと気が付けばステンレス本来の輝きを取り戻していた。
だんだんと汚いところが目に入ること留まるところを知らず。
この荒行(掃除)のおかげで錯乱でもしたか、ええいままよとばかりに換気扇を取り外し数年分の油汚れと格闘する羽目になった。
もちろんたった今ピッカピカにした台所で。
かくして修行(掃除)の末、「散らかる」ではなく「散らかす」のであると悟った。

 

 

写真の解説:

最近ペッパー君を見つけると必ず近づいて遊んであげたり(もらったり)する。別れる時のタイミングが未だにつかめず、必ずお互い気まずい雰囲気になる。

2016年

11月

10日

2016年 11月号 ~Q&A~

飲食店のテーブルに “アンケート” なるものを発見し書き込んでみたりする。

質問は大抵 “Q1店内は清潔でしたか?”とか “Q2店員の挨拶はありましたか?” “Q3ご注文の料理は満足でしたか?” などなど。

そして解答欄は大抵 “1.大変満足、2.満足、3.普通、4.不満足” など番号を○で囲む形式だ。

アンケートによって店の改善向上を目指す協力とあらば、自分は率直な意見を記すよう心掛けている。

『コーヒーのスティックシュガーをそんなにギュウギュウ詰めにしなくてもよいのでは。』

など時には手厳しい意見を記すこともある。

そこで自分もインストラクターとして改善向上を目指すべくアンケート質問を考えてみた。

“Q1真理子先生はどうでしたか?”

解答欄は “1.超美人、2.結構美人、3.まーまー美人

(※必ず1つ○で囲んで下さい。)”

 

 

写真の解説:

来年の年賀ハガキを見て、今までとちょっとどこかが違うような気がしたのでパチリ。

2016年

11月

10日

2016年 10月号 ~お掃除リスト~

このままだと暮れの大掃除はまた泣きながらドタバタやるか、目をつむるかのどちらかに決まっている。

ということで“お掃除計画表”なるものを作ることにした。

まずは“神様のやどる掃除”スクール便り#88参照の本をとっ散らかった部屋の中から小1時間ほどかけて探し出した。

すっかり忘れてしまった“お掃除術編”を熟読後、必要な掃除道具をテキパキと揃えた(経費0円の古タオルと新聞紙とお酢スプレー)。

次にお掃除スポットをWordで一覧表にしてみた。

火曜日は“火のまわり”、水曜日は“水まわり”木曜日は“木の家具類”‥など、なるほど毎日一点に絞り掃除をやればいいのだ。

これを今頃から実行すればピカピカの部屋で年も越せるであろう。

今日は火曜日だ。

早速難関の魚焼きグリル一点に的を絞り格闘。

油でギトギトになった水まわりは明日の水曜日にとっておこう。

つづく。

 

 

写真の解説:作ってみた“お掃除計画表”。

 

2016年

9月

19日

2016年 9月号 ~消費抑制~

20年間、買うのを躊躇していた“茶こし”を100円ショップでついに買ってみた。
狐につままれた感じで買物カゴへポイッ。
何故今まで躊躇してたんだっけ?
何かとても大事なことを忘れている気がしたが、もはや目の前にある”椅子ソックス”に手が伸びかかっていた。
安物の日用品を買い込み帰宅。
物があふれかえり始末に負えない状態の部屋を見渡した。
買ってきた茶こしを洗剤で洗いながら、ふと“豊かさ”とは何かを考えていた時“バキッ”と音がした。
柄の部分とこし器がへし折れた。
一瞬気を失いかけたが柄の部分はプラゴミ、こし器の部分は小物金属と分別して各ゴミ箱へポイッ。
大事なことを思い出した。
20年前、平然と使い捨てることを物質的豊かさと錯覚してはならないと自分を戒(いまし)めたことを。
あろうことか20年後、使う前に捨てるような人間になってしまった…。

 

 

写真の解説:スクールのベランダで苦瓜を育て、生徒さんにお配りするほどに。苦瓜を本当に食べたかどうかを写真に撮って見せてもらいました。

2016年

8月

30日

2016年 8月号 ~パニック~

断水被害を想定し危機感を持って水を使うことを試みた。
箸1本洗うのに蛇口全開を改め、わずかな流水で洗い物をする。
時間も掛りイライラもするがボウルに溜まった水量の少なさに驚く。
節水時にも活かせると確信。
この自発的な訓練は3月から台所でコソコソ始めたのだが水道料金も減り一石二鳥だ。
猛暑日が続いたある日の晩に素麺を茹でた。
この時ばかりは流水で勢いよく麺を洗おう!と心に決めた。
久々に蛇口全開にひねってみせたが思ったほど水に勢いがない…。
我が家だけなのか、アパート全体なのか、神奈川全域なのか?!
と、水が思うように出ない(暮らしに何ら支障のない程度)焦りと恐怖が込み上げてきた。
ツイッターで節水状況を調べまくったがそんな情報は無かった。
水に怯えた一夜を過ごした。
翌日は解消されていたが、現実を甘く見た訓練により精神面の弱さが浮き彫りとなった。

 

 

写真の解説:

こんな光景は一生に一度しか遭遇できないだろうとパチリ。しかし7月から8月にかけて毎晩遭遇してしまった。しかも無数に・・・。

タイトル:『イナバウアー』

2016年

6月

20日

2016年 6月号 ~日記~

武蔵小杉駅から鎌倉駅まで電車で40分。
いつでも行けそうで行けないこの鎌倉へ思い切って行ってみた。
目的は『銭洗い弁天』で有り金を洗う(清める)。
しかしそれだけではあまりにも寂しいのでいくつかのオプションを想定して行こう。
昼前に鎌倉駅到着。

小町通りを散策した後、路地裏に在る老舗カフェ『ミルクホール』でランチと地ビールに舌鼓。
想定内のほろ酔い加減でいざ『銭洗い弁天』へ。
このために下ろした諭吉をジャブジャブ洗い目的も果たしたので『鎌倉大仏さま』拝観のため炎天下を歩くこと30分。
時間も体力も多少残っていたので想定内の『長谷寺』へGO!
『眺望散策路』をてくてく登りアジサイと海と街並みを一望。
オプションを次々と順調にこなした。
想定していた行程を全て終え心地良い疲れを感じ始めたところで、せっかくだから海へ繰り出そうと想定外のことを七田が言い出した。
長谷寺から歩いて海まで出たが、そこで何をするわけでもなくただ海を見てさあ帰ろうと思ったところで、せっかくだから江ノ電に乗ろうとまたしても想定外のことを言い出してきた。
『江ノ島駅』までずっと立ちっ放しの上『江ノ島』まで渡るにはさすがに体力の限界を感じた。
駅近くの名物『しらす丼』を食べ帰路までなんとか持ち堪(こた)えた。
今度は1人で行こうと思った。

 

 

写真の解説:

データの整理をしていたら昔ペイントで描いて作ったアニメーションが出てきた。

目玉焼きを焼いて焦げるまでの様子。なんと 2013年4月号にも似たようなものが!

2016年

5月

25日

2016年 5月号 ~三省~

将棋をする度に自分の生き方が盤上に出ちゃっていることに気付いた。
負けっぱなしの人生…ということではない。
負けても楽しいし元気一杯駒を盤上にトッチラカしている。
将棋の先生から「何のためにそこに(駒を)置いたの?」とよく聞かれる。
「何となくです…」とバカみたいに答える。
「次に何かあるから(駒を)置くでしょ?」と言われ毎回ハッとする。
意味の無い指し方はすぐバレる。
将棋は目的を持って駒を進めなければならない。
先の先を読む(らしい)。
何も考えず目先だけに食いつく衝動が丸出しだ。
そう言えば、献立を考える前にスーパーに行くタイプ…。
将棋で人生を省みる羽目になった。しかし先生から「根気はあるよ。」と言われた。
「根気は将棋にとても大切な事だからね。」とも言われた。
私の読みは2通り。
「褒められた」か「慰められた」かだ。
うっかりその手に引っかかるものか!と意味の無いところに神経を研ぎ澄ましてみるのであった。

 

 

写真の解説:

データの整理をしていたら昔ペイントで描いた絵が出てきたので生徒さんに見せたら「なんか違うけどかわいい!」と言われました。

一体何が違うんだろう???

2016年

4月

14日

2016年 4月号 ~百聞は一見にしかず~

休みを利用して温泉へ行くのでガイドブックを数冊購入。

1カ月前から宿の手配とスーパービュー踊り子号も予約して準備万端。

伊東方面下り電車は10号車2階席のC、D列が海側でお勧め!とインターネットで旅ツウの人が言っていたので、ばっちりゲット。

我ながら抜かり無しだ。待ちに待った当日、張り切り過ぎて家を出るのが早過ぎたので喫茶店に入った。

横浜駅にも早く着き過ぎ喫茶店へ。

花柄のスーパービュー踊り子号到着。

階段を上り2階席へ。

天井の低さに圧迫感を覚えた。

窓からの太陽光がきつくて直ぐにカーテンを閉めた。

乗った時からやかましいと感じていたが1階がチャイルドルームという作りだった。

車中トイレに行きたくなったが10号車のトイレは子供たちが占領。

今後この車両だけは避けようと心に決めた。

昼前に伊東駅へ到着。

大きく息を吸って旅先の空気を堪能する余裕もなくまずは駅のトイレへ直行。

ガイドブックを握りしめ最初の目的地の寿司屋へ向かったが定休日だった(翌日行ってみたが店員が無愛想過ぎて味わい半減)。

お土産には旅ツウのお勧め、素朴な♨マーク付き饅頭を帰り際に購入。

またこの饅頭屋が恐ろしいほど手際が悪くホームまで全力疾走する羽目となった。

かくして1泊2日の割には長く感じた旅行であった。

たっぷりもらった休暇、あと丸2日は自宅でゆっくり休んでお土産を携えて仕事に戻ろう。

帰りの電車でふと饅頭の賞味期限シールを見て放心状態となった。

4日間かよ!

 

写真の説明:

医療用のロボット「VS-050S2」がベースとなって開発されたアームロボットの電王手さん。先端のグリッパーで将棋の駒をつかんで美しく着地させるだけでなく、成駒の動作だってできるんだ!

 

2016年

3月

24日

2016年 3月号 ~不自由しないと気付かない~

新聞の折り込みチラシを食い入るように見つめた。

『サバイバル緊急防災用品 この1袋が家族を守る』

袋の内容写真の隅に『48時間生き抜く』とあった。

え?たったの2日で“サバイバル”とは大げさなような気もするが、このように食いつく者がいると思えばネーミング効果は絶大だ。

しかし内容を見ると全て家にある物ばかり。

仮に無くても2日位困らない気すら…という考えは甘いのだろうか。
ふと1月の西日本大寒波襲来を思い出した。

19万世帯が水道管破裂により断水。

テレビで福岡県のある家族(おばあちゃんと小学生の孫3人)の密着取材が忘れられない。

寒空の下、給水車の受水を並ぶこと1時間半。

持参のポリ容器は水で満たされ重そうだ。

ようやく孫達と持ち運び帰宅。

コップに汲んだ水を各自少量ずつ手洗いに使う。買ってきたおにぎりとコロッケで夕食。

紙皿と割り箸を贅沢に使い捨てて後片付けをするおばあちゃんが言った。

「食器を洗う水はありません。いつ水道が復旧するのか不安です。」

このポリ容器の水が家族の命を守っているんだ!

割り箸と紙皿も!

真のサバイバルグッズだ。

おばあちゃんは炊事が嫌いなのかと余計な詮索をした己を恥じた。

翌朝七田が「防災袋を買おう!」と声高に、興奮気味に言った。

七田もやはりあのチラシを見たのだろう。

 

写真の説明:

3/24朝撮影。桜の蕾のピンクと黄梅の黄がとても綺麗!

開花までもう少しのところをパチリ!

(どこにもピントが合っていない…)

2016年

2月

10日

2016年 2月号 ~分析結果~

 家計簿の分析をしようと思い1年分のデータを見つめ途方に暮れた。
 そもそも何で家計簿を付け始めたか。
 過去のスクール便りを読み返しハッと我に返った。
 年間何をどれくらい購入したか算出することだ。
 そして驚愕の事実が続々と!
 購入個数が異常に多かった物を七田に報告。
 「我々は“シュークリーム”を年間62個も食った!」
 それには七田もさすがに感心。
 “エクレア”の集計も合算して更に驚いてみた。
 そもそもシュークリームとエクレアを分けてもあまり意味がないことに気付き今後は“スイーツ”で統一して記入することに改善。
 他には瓶ビール、缶ビール、発泡酒、赤・白ワイン、日本酒、ウイスキーは悩んだ末“酒”で統一。
 “量”も重要だ。
 今後は1カ月ごとに集計することに改めた。
 これらの改善点を踏まえ今年1月の分析を開始。
 食費は過去の月平均とあまり変わらなかったが“スイーツ”の計上はゼロだった。
 なるほど。
 自己分析による反省。
 家計簿分析によりムダを省くことに成功したのだ。
 しかし新しい項目が増えていた。
 “太極拳アイテム”。
 何だこれは!?
 つづく。

 

 

写真の説明:

育てている(寒い場所に放置)ヒヤシンスが3色同時にモリモリ咲いているところ。

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2015年

12月

14日

2015年 12月号 ~メディアの力~

 

教室にグーグルカメラが入ることになり七田が動き出した。
撮影日までの3週間を静かに見守ることにした。
毎日せっせと買物して来てはゴソゴソ。
次々と何かが配達されて来る度にどんどん物は増え続け、どうなるのかちょっとドキドキしてみた。
後日あちらこちらに模様のついた布キレ(カーテン?)が垂れ下がり片づけるより隠す作戦だと気付いた。
ブラインド業者さんが入って入念な打合せが続いた。
翌週素敵なブラインドが陽射しを遮光。
丸テーブルも南仏の田舎のカフェ風にアレンジ。
新品のスリッパがふかふか!
メダカやカエルの水槽もピッカピカ!
グリーンもお花もいっぱい!
もうパソコンスクールじゃないみたいだ。
一体何がしたいのだ?
そして撮影の日。
1階建物の入り口から教室内まで10ポイントほどの撮影を1時間余りかけて終了~!
かくして七田の大奮闘により今年の大掃除はあたかも終わったかのように見えた。

 

下記URLからは、フルサイズでご確認いただけます。

写真の説明:

今年もヒヤシンスの球根を買い損ねたので鉢植えを購入。

寒いところに放りだしておくだけなので手間要らず。

よく見ると球根3玉に対して花が4本ついている。

ラッキー(ついている)♪

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2015年

5月

16日

2015年 5月号 ~聞かぬが仏~

この1、2年確実に視力が低下している。
ことに近くのものが見えづらい。
これはもしや何か悪い病気かもしれない(老眼と認めない)。
というわけで連休中に眼科へ行ってみた。
メガネみたいなものを掛けさせられ、小さい文字がハッキリ見えるまで検査技師さんの手によりレンズをとっかえひっかえテストが繰り返された。
ついに我が指紋までハッキリ見え感涙むせぶ。
10分後先生に呼ばれ問診開始。
検査結果に目を通しながら「う~ん」と暫く唸り続けたあと「全然問題無いんだけどね~」と先生は続けて言った「メガネなんてまだそんな年齢じゃないし~」

その瞬間、病気でないという安心感とまだまだ若いという勘違いから少し口元が緩んでしまった。
「そういえば本当は見えていたような気がします!」と訳の分らない自信を口にした直後「あと2年は大丈夫ですよ~」の先生の一言に一喜一憂してみた。



写真の解説:

七田が本格的インドカレーを作ってみせると意気込み取り寄せたインドカレーの“スパイスセット”。セットになっているから失敗はあり得ないはず。

2015年

4月

19日

2015年 4月号 ~宝の持ち腐れ~

昨年暮れの大掃除でピッカピカになった部屋の中もみるみる汚れてきた。
そろそろ家の神様も愛想を尽かして出て行く頃であろう…。

(スクール便り12、1月号参照)
立ち尽くし見つめる先は本棚の前に積み上げた入りきらない本の山。
実はどうしても読みたいマンガを買いたいのだが、どう考えても全10巻のスペースは難しそうだ。
やはり減らすしかないと泣く泣く本に手をかけた瞬間、本の間から“iPad”が出てきて思わずにニヤリ!
“電子書籍”という手があるではないか~♪
2年振りにスイッチON♥
充電は丸一日を要した。
翌日早速3巻だけ購入しドキドキしながら読んでみた。
思ったほど面白くなかったのは残念だったが得たものは大きい!
奇跡的に発掘された折り畳み式本立てとの相性も抜群である。
眠っていた(忘れられていた)i-padもさぞ嬉しかろう。
神は我を見捨てはしなかったと確信した瞬間、誰かが躓いたかのように本の山が崩れた。
ハッ!まさか出て行く気では!?

 

 

写真の解説:

レモンイエロー実にが美しい。

この写真を元にインターネットで調べまくった結果『黄梅(オウバイ)』であると判明。

ぷっくらした蕾の形が決め手となった。

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2015年

1月

08日

2015年 1月号 ~お清めⅡ~

『神様がやどる お掃除の本』(先月のつぶやき参照)のお陰で気が付けばお掃除道具0円で大掃除をこなしていた。
古くなったTシャツやタオルもただ捨てることなく、プチ雑巾として最後まで役立て心おきなく捨てることができたのが嬉しかった。
浮いたお金で神様にお供えする鏡餅なぞ買ってみた。
きれいになった玄関先にはまだ咲かぬヒヤシンスを1鉢、ちょっぴりアートな皿の上に置いてお洒落感をさりげなく演出(以前は薄汚れた空鉢を無造作に積み重ねその中には・・・思い出したくない)。
しかし我が家には開かずの扉がまだあるので今後も計画を立ててお掃除をし続けていこうと思う。
そしてその先には福の神様のご利益が…!

と薄ら笑みをこぼしながら私の片手には『神様を引き寄せる お金の本』が握られている。
タダのドケチにならぬよう汚(けが)れを祓(はら)い自分自身も清められることを願わん。


写真の解説:

目指せ近所のレレレのおじさん!

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2014年

12月

14日

2014年 12月号 ~お清め~

洗濯機を買い替えることにした。

古い洗濯機と交換という手はずを整え安心したのも束の間、頭を抱える事が1つ。

十数年来一寸たりとて動かしていない洗濯機の下がものすごい事になっている。

設置業者さんが悲鳴を上げぬよう配送日までの1週間でなんとかせねば!

早速インターネットで“掃除の本”を購入!

選んだのは『神様がやどる お掃除の本』

この本、お掃除の説明に入る前にまずは家を守る神々の自己紹介が延々と続くのだが、これがまた実に面白い。

しかし!今は早いとこお掃除方法が知りたい…。

本を片手に独り葛藤したあげく七田に神々のところは読みすっ飛ばすべきかを尋ねてみたところ、「いや、そこが大事だと思う」と真顔で言われ仕方なく読み進めてみた。

神様のことがちょっぴりわかり、お掃除術編で学んだ小道具も揃え、いざお掃除開始!

シュッシュッとお酢スプレーを吹きかけては古布でゴシゴシ。

この作業を黙々と繰り返すこと3時間。

床のみならず壁や窓まで磨き上げた。

後日洗濯機の交換は事なきを得た。

家電1つにとんだお掃除旋風を巻き起こされたが、お陰で我が家は洗面所のみが清められた²²

しかしこの狭い空間にこもったお酢臭さは、設置業者さんにとっては異臭の漂う家以外の何者でもなかったはずだ。

つづく。


*お酢1:水4の割合でスプレーを作ります。抗菌効果もあり!



 写真の解説:

お饂飩の袋裏面に書いてある茹で方のところを読もうとしていたら、麺の長さが180cmございますと書いてあったのでびっくりして撮影。

無病息災を祈願して年越しに食いちぎってやるつもり。


2014年

11月

16日

2014年 11月号 ~習慣化~

年頭に立てた目標は達成しているのか?
確か“今日出来ることは今日のうちに”だったと記憶している。
ちょっと早いけど今年一年を振り返ってみることしにした。
食後の後片付けはササッとできるようになった。
他にも“布団を畳む” “履物は揃えて脱ぐ” “靴下は丸めて脱がない”など小学生レベルではあるが確かな手ごたえを実感!
目標達成に酔いしれながら『スクール便り1月号』の『今年の志コーナー』をめくって読んでみた。
“塵も積もれば山となる!”と書いてあった。
しかも“小事をおろそかにしてはならないよ”と大意まで添えてあるではないか!
今日出来ること云々は昨年の志だったと判明した瞬間ちょっとよろけたが、まぁ大差ないのでこの調子で善行(小事)は継続しようと思う。

 

 

写真の解説:

寄席といえば饅頭を頬張りながら楽しむのがツウ!だかどうだかは知らないが、右側の”かりんとう饅頭”は絶品でありました!

2014年

10月

19日

2014年 10月号 ~gallon~ 

1月からせっせとつけているエクセル家計簿も10ヵ月ともなればかなりのデータが収集されている(スクール便り4月号参照)。
そこで気になる「酒代」をちょっと分析してみようと思った。
気になるのは「金額」ではなく「量」の方だ。
「どのくらい飲むの?」と聞かれたときなど本気でお答えすることができれば、“自己管理のできる人”と感心されるかもしれない。
ひいてはエクセルを使って家計簿をつけることにより蓄積した情報から様々なデータベース機能(検索、抽出、並べ替えetc.)を発揮させるチャンスでもあり一石二鳥だ。
家計簿を睨み付けること1時間、大きなため息とともに分析結果を削除!
この情報過多の時代、データ云々よりも何を信じて本物を見極めていくかが大切である。
知らない方がよいことだってあるのではないだろうか。
分析結果による真実はうやむやになってしまったが、計量単位“ガロン”が身近なところで使えそうだと気付きちょっぴり嬉しかった。

 

 

写真の解説:
建長寺の蓮。種が取れた蓮の実の穴に指を突っ込んでいるところ。ちなみに蓮の花言葉は「清らかな心」。

2014年

9月

20日

2014年 9月号  ~ポジティブシンキング~

“濡れぬ先の傘”ということで大雨や大雪に備え長靴(レインブーツ)を買うことにした。
買い物へ行くとあれやこれやと迷う性分なので、こういうものはインターネットでササッと購入するに限る。
色は何にでもコーディネートしやすいブラック/送料込3,976円/アーノルド・パーマー(ファッションブランド)の長靴に決定!
気に入ったデザインを見つけるまで3日間あれやこれやと悩んだあげく、お盆休み明けの配送ということで更に6日後の到着となった(結局サッサとやれない性分)。
忘れたころに届いたそれを早速試着♥
“ん?!ちょっときついかも…”と不安を覚えながらもその辺をウロチョロしていたら七田に「魚屋さんみたい」と言われサッサと箱に戻した。
それから数日後、川崎市に大雨警報が発令されたが長靴のお陰で憂いなく帰路に着いた。

しかし5分も経たないうちに左足の親指の骨に激痛が走った。
インターネット購入で久々に失敗したのは残念たったが、自分の左足のサイズが右足よりやや大きいことに気づきちょっぴり嬉しくもあった。

【教訓】ベッド、手帳、長靴の購入は体感してから買うべし

 


写真の解説:多肉植物培養計画を企てているところ

2014年

8月

16日

2014年  8月号  ~目的の混乱 byアインシュタイン~

少しでも家計の足しになればと思い、炭酸飲料水ジンジャーエールを自分で作ろうと試(こころ)みた。
ジンジャーエールの原液を作りそれを炭酸水で割れば安くつくはず!
だがよく考えてみると間違いなく美味しいジンジャーエールが95円で買えるのに、わざわざ手間をかけて原液を作りそれを割るための炭酸水を95円で買ったら返って高くつくではないか!
そこで炭酸水も作ってみることにした♪
早速クエン酸と重曹を購入。
数々のスパイス、生姜や小洒落たガラスの保存容器(想定外)まで買いあさり、もう無駄遣い以外の何ものでもなくなってきた。
材料を煮詰めたり冷まさしたりと面倒な作業を経てジンジャーエールの原液が出来上がった。
次にクエン酸と重曹に水道水を注いでみるとあら不思議♥
シュワシュワ炭酸水と化した。
グラスに1対4で希釈して完成したジンジャーエールを味わってみた。
“マズイっ!”
かくして私のろくでもない試みは終わった。
家計簿には今回の支出を『食費』ではなく『趣味・娯楽』として扱ったと何気に七田に打ち明けた。
「ちょっとお金のかかる趣味が1個増えただけみたいになっちゃったね」と小馬鹿にされ悔し涙をのんだ。

 


写真の解説:
セミが這い出たらしき穴に指を突っ込んでいるところ。

2~6年間も居たこの中はどれほど快適なのか…

2014年

5月

18日

2014年 5月号 ~お稽古~

活動しやすい気候のせいか、なにか習い事でも始めてみようかなとふと自己啓発に目覚めた。
どうせ習うなら初挑戦みたいなものがいい。
ウクレレやオカリナの楽器系、ベリーダンスも興味深い。
芸は身を助けるとも言うし、いざという時役立ちそうな落語や手品なんかもいい。
三味線は芸か音楽か?
カルチャースクールのチラシ片手にブツクサ言いながら“音痴矯正”という講座にちょっとクギ付けになった。
話のネタに持って来いだが、習う人はきっと家族にも内緒なくらい切実なのだろう・・・。
そんなこんなで何を習うか悩んでいる私の傍に可愛いピンクの手さげ袋を発見。
何だこれ?と中をのぞいてみると、○×クッキングスクールの体験レッスンのパンフレットやレシピやら入会手続き書類…。
さては七田も何かに目覚めたらしい。

 

 

写真の解説:

ソーセージン・ア・ラ・ワ・ル

(赤いウインナーを小細工してみた)

 

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2014年

4月

17日

2014年 4月号 ~気づく手助け…byガリレオ~

今年に入ってからもせっせと“エクセル家計簿”をつけている。(スクール便り2013年7月号参照)
よく続くものだと我ながら感心である。
しかもかなり細かくつけているので、ひと月当たりの支出をあらゆる角度から分析できるのが面白い。
ひと月に酒代が家計を占める割合を出したり、醸造酒や蒸留酒などで分類して集計したりもできる。
さらに年間酒代予算のメドが立つので、年間酒備蓄量まで算出が可能なのだ!(え?!そんなのどうでもいいって?)
ではここで家計簿の意義を見直してみよう。
①家計簿をつける事により1ヵ月の出費が把握できるようになる→②毎月の支出予算が固まってくる→③予算オーバーなど気づける体質なる→④支出を抑えようとする意識が高まる→⑤貯まる♥(予定)

※ポイントは③の『気づくこと』である。

 

 

写真の解説:

我が家の多肉植物『オーロラ』。左下にチビがいる。

「細胞分裂は、あります!」

 

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2014年

3月

26日

2014年 3月号 ~ニクロム線バンザイ!~

我が家にピッカピカの真新しい家電製品が続々と運び込まれた。
“増税前に…”というわけではない。
本格的に壊れてしまったので買い換えたオーブンレンジ。
早速明朝こんがりトーストが手際よく焼けるように練習しておこうと思い、食パン片手に取説を開く。
『食パンの作り方』のページを黙読。

材料、分量、こね、発酵の段階まで読んでみた。
大変申し訳ないが私は市販の食パン1枚を焼かせていただければそれで…。
ようやく『グリル』部門のページに1行程の『食パンの焼き方』を見つけた!
『オーブン皿の中心に食パンをのせ【グリル】ボタンを押して15分焼きひっくり返してもう5分焼く』とある。
慌だしい朝、パンを焼くのに20分?!
朝、起き抜けに【グリル】ボタンを押すと同時に湯を沸かし、顔を洗い身支度を整えバターを出して・・・ちょっとドキドキしながら頭の中で何度もシミュレーションを繰り返してみた。
それから1か月後、食卓からとんと食パンの姿が消え、さらに1か月後には、我が家にピッカピカのポップアップトースター*が運び込まれたのだった。

 *昭和の代表するレトロ家電。電気トースターとも呼ばれる。食パン2枚を焼くためだけのマシーン。

 

 

写真の解説:
衝動買いしてしまった多肉植物4点。今後、寄せ植えをしたり株を増やしたりしたいと思う。

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2014年

2月

15日

2014年 2月号 ~Mind the gap.~

雪にはしゃぐような年齢(トシ)ではないが、なぜか雪の日は心躍ってしまう。

「近所で一番大きな雪だるまを作ってみせる!」という子供のような純朴な気持ちと、豪雪地域に暮らす人々の辛労を慮る気持ちが混ざり合い、完成した雪だるまの列がまるで野仏みたいにも見えた。

8日 大雪警報が発令。

この日積雪は27㎝となり『都心 観測記録45年ぶりの大雪』と新聞1面に。

自分の生まれた年もやはり記録的な大雪だったことを思い出す。

興奮を覚えながらインターネットで検索すると、

『1969年3月12日の積雪30㎝以来、約半世紀ぶりの大雪』のタイトルが目に飛び込んだ。

自分の生まれた年を『半世紀前』と表現され、めまいにも似た戸惑いを隠しきれなかったのだった。

 

 

写真の解説:

ひっそりと佇む住宅街に雪だるまの列が不気味なところ。

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2014年

1月

20日

2014年 1月号 ~やっとできたぁ~~

昨年末からどうも「焦る」という文字が私の辞書から薄らいでいる。

“どうしよおぉ~<(>_<)>”となるはずの状況でも“まぁいっかぁ~ヽ(~o~)丿”と済ませられる。

こんな呑気でよいのか?

これは良い事なのか?

いや、とてもマズい気がする。

何故ならば、1月も下旬に差し掛かっているのになんと『スクール便り1月号』をまだ発行していない・・・。

今ふと思ったのだが、だれ一人としてスクール便りはまだなのか?と催促が無い。

それに気づいた瞬間

結構焦ってみたりした。

 

 

写真の解説:

自宅目の前の駐車場でみごとな駐猫中のところ。

2013年

12月

18日

2013年 12月号 ~棚から牡丹餅~

なかなか捗(はかど)らない自宅の大掃除。

はっきり言って何から手を付けてよいのかしばし立ち尽くす。

本日は本棚の整理くらいにしようと思いつつなぜか “家具の配置換え” という大胆な行動を取ってしまった。

ずらした家具と壁のすき間で度肝を抜く。

巨大なホコリの塊と棚からの落下物が絡み合っていた。

自転車の鍵!

割引券!

100円玉!

靴下の片一方!?

ヒヤシンスの球根を育てる容器!etc.

一つ一つを丁寧につまみ出しては磨き上げた。
かくして第1回目の発掘作業は大成功を極めたのであった。

 

 

写真の解説:

この多忙な時に、七田が悪びれた風もなくクレームブリュレをオーブンで1時間もかけて蒸し焼きにし、充分冷やした後、表面に焦げ目をつけているところ。

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2013年

11月

06日

2013年 11月号 ~本物の味~

ちょっと寒くなってきたある日、以前手作りの生姜の砂糖漬けをいただいた事を思い出し、袋から取り出してかじってみた。

ジ~ンと生姜(ジンジャー)の刺激が喉を直撃!

そういえば紅茶に入れてみてねと手渡された事も思い出した。

早速熱い紅茶に投入。

なるほど!

紅茶に生姜の風味と砂糖が溶け出しピリリと優しい刺激とほのかな甘みが脳に安らぎを与えてくれる。

しかもポカポカと全身が温まってゆくではないか。

生姜はちょこっと欠片を料理に使っては冷蔵庫でミイラにさせてしまっていた。

クックパッド*で一番簡単そうな生姜の砂糖漬けのレシピを印刷し、早速作ってみたところ大失敗した。

失敗の原因

①生姜を薄く切りすぎた

②砂糖の代わりに黒糖を使用した

その結果もう見た目からして違うもの(真っ黒い塊)を目の当たりにして「何なんだこれは!」と叫ぶ外なかった。

翌日一目散に売り場へ駆け込み生姜をつかもうとしたその瞬間、その横に袋詰めの生姜の砂糖漬けの陳列が目に飛込んだ。

え~い、ままよ!

 *クックパッドとはインターネット上のお料理レシピ投稿・検索サイト

 

 

写真の解説:

スナック菓子カールを食べていたら雪だるまカールが出てきた。大当たり~!!

 

 

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2013年

10月

06日

2013年 10月号 ~黒革の手帳~

今年も残りわずか(←早すぎ)で最近少々焦っていることがある。

それは来年の手帳をどうするかだ。

3日坊主と重々承知の上で、毎年手帳選びに人並みならぬ(無駄な)努力を惜しまない。

記帳は元旦からが勝負だ!

たとえ年内中に判り切っている予定があっても元旦までは書き込まない。

書初めのようなものだ(←この時点で手帳の役割がよく解っていないことが判明)。

それにしても手帳とはいえ多種多様。

未だこれだけは譲れないという決め手もない。

『マンスリータイプ』『ウイークリータイプ』『24時間タイプ』と迷っている場合ではない。

その全てが一冊になっているものもある。

ここ数(十)年リサーチした結果、心惹かれる変わり種として『夢をかなえる人の手帳』(←表紙にこのタイトルがあるので迂闊に人前で広げられない)/『旧暦美人ダイアリー』(←捲(めく)る度和風美人に。表紙は和柄のみ。来年はこれか!?)

手帳に期待が大きすぎるのも挫折の要因となる。

事実かつて1年間使い通せた手帳は『白紙タイプ』だった。

 

 

写真の解説:

九月十九日 仲秋の名月を撮影。

上の写真はミラーレス一眼でパチリ。下の写真はiphoneでパチリ。

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2013年

8月

19日

2013年 8月号 ~病は治るが癖は治らぬ~

喉元過ぎれば何とやら・・・

この夏は毎日、入院中の七田を見舞いに足を運ぶこととなった。
12日間の入院生活の中で、ドクターやナース、薬剤師、リハビリトレーナー、雑務の方や受付嬢、警備員、売店のおばちゃん、同室の患者さん達と実に多くのご尽力にあずかった。
そして病気と闘う人を目の当たりにし、しみじみと『健康』であることを考えさせられ、『普通』に生活するということがどれだけ恵まれていることかを気付かされる日々でもあった。
終日うだるような暑さで、日増しに回復の一途をたどり調子付く七田の姿を見る度、当初の不安も消え失せ、励ましの言葉はいつしか愚痴へと変わりゆく。
かくして私の夏休みは終り、ごく普通の生活が始まるのであった。

 

 

写真の解説:

連日の猛暑でひょうたん池の水温が38℃になっていたので氷を入れて冷やしているところ。

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2013年

7月

09日

2013年 7月号 ~時代の潮流にのる~

最近家計簿をつけはじめた。

財布の中で一体何が起こっているのかきちんと把握すべきと思ったからだ。

ひと月分の生活費を定め、出費を毎日きちんと入力、と同時に残高が計算されるようにエクセルで表を作ってみた。

家計簿をつけて発見したことがある。

自分は毎日なにかしら買い、支出合計は増加し残高は確実に減少しているということだ。

さらに!残高を減らさぬよう意識を高め、カゴに入れる前に「今いるのか?いらないでしょ!(6月号参照)」を自問することにより大抵の物が不要と気付かされる。

 

コンピュータのあるべき姿とはデジタルとリアルの世界をより近づけることらしい。

 

たかが家計簿と軽んじることなかれ!

ディスプレイの中の数字の増減により否が応でも“リアル”を我が身に突きつけられることになるのだ!

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2013年

6月

11日

2013年 6月号 ~問答無用~

「いつやるか?今でしょ!」のフレーズが世間一般のみならず、空前のマイブームになっている。

声に出したりはしないが、何かにつけ意識的に問答している。

腰の重い作業…食後の片付け皿洗い、掃除洗濯風呂、早寝早起き禁酒禁煙etc.でもお陰で嫌々ながらも実行できる様になった。(今まで一体どんな生活を…)

要するに今までなんだかんだ無い知恵を絞ってやらない理由を考えるタイプの人間だったのだな。

これからは直ぐ実行するほうが得と心得よう!

これで次号からはスクール便りの発行が遅れることもあるまい!バンザ~イ♥しかし今、偶然スクール便り1月号のファイルを開き愕然とした。

年頭に公表した我が志⇒「今日できることは今日のうちに」しかも皿洗いのイラスト付きとは!

「だ、誰が書いたか?自分でしょ!」 つづく。

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2013年

5月

08日

2013年 5月号 ~昭和の東京~

最近、以前放送されていたNHK朝の連続テレビ小説『ゲゲゲの女房*』にハマっている。
今のところ全156話中78話まで見た。
時は戦後の傷跡残る昭和30年代、まだ暮らしは豊かでないけれど、ご近所同士で世話を焼いたり焼かれたり、差別があったり裏切られたり。
戦争を経験し戦後を支えて生きた人たちは、どうしてこうも必死でエネルギッシュなのだろうか。
貧しくともひた向きに明るく一生懸命生きる姿勢は、ものを使い捨てる世の中よりもずっと活き活きと楽しそうに見える。
自分も極力無駄な出費を抑え、あるものを上手にやりくりして生活してみよう!と心に決めた矢先「貸本まんが復刻版“墓場鬼太郎”」全巻が着払いで我が家に届くのであった…。
誰?!いつのまに買ったのだ!?

 

*ドラマ『ゲゲゲの女房』のご紹介
漫画「ゲゲゲの鬼太郎」を生んだあの“水木しげる”
の妻が嫁いだ先でとんだ貧乏生活を送る羽目になるが、涙ぐましい家計のやりくりで夫を支えるストーリー。
貸本屋こみち書房の店主を演じるふくよかな松坂慶子など見どころ多し。

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2013年

4月

16日

2013年 4月号 ~これさえあれば~

10年ひと昔というけれど、現代の炊飯器がどれだけ進化したのかちょっとときめいてみた。

美味しいご飯は炊飯器で決まる!

10年振りに過度な期待を込めて買い替えた炊飯ジャー『極め炊き』が届いた。

箱を開けると中に炊飯ジャーと1枚の紙。

取り出して黙読。

『ご家庭で理想のご飯を炊くための十箇条』がびっちり書いてある。

震える手で裏面へ。

美味しいご飯を炊くための『米の保存方法』『計り方』『研ぎ方』『水量』『ほぐし方』と細やかなアドバイスが図解説になっている。

どうやらスイッチオンだけでは極められそうにない。

しかもこの十カ条を守れば、今までの炊飯器でも充分極められそうな気がする。

しかも第六条に「はじめチョロチョロ、中ぱっぱを守るべし!」と書いてあるが、全自動…ですよねぇ?!

その辺は炊飯器にお任せしてもよろしいんですよねぇ…?!

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2013年

2月

09日

2013年 2月号 ~びみょ~~

あるテレビアニメにハマってしまった。

人生で、もうアニメに夢中になることなどあるまい…と高をくくっていたが、私にもまだアニメ(しかも妖怪もの)に感動したり、キャラクターグッズを集めたりという純粋な一面が残っていたらしい。

録画したそれを繰り返し何度も見ていた。

「いい年をしてバカか」と言われると思いきや、翌日何の告知もなしに七田がそのDVDを全巻大人借りしてきた。

こんな妖怪アニメにハマって大丈夫なのか?!

これは現実逃避的な心理の現れではなかろうか?

と、他人事になると歪んだ見方もできる・・・。

ふと昔買った漫画本を読みたくなり押入れの前に立った。

思えば5、6年開かずの間であることに気づいた。
妖怪より恐ろしいものが出てきそうな気がする…。

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2013年

1月

08日

2013年 1月号 ~謙虚に生きる~

以前生徒さんから『かきくけこ』のお話を聞かせていただき、今でも大事なことだと思い起こしては暗唱している。
昨年の暮れ、また新たに他の生徒さんから『はひふへほ』を教わった。
『は』半分でいい
『ひ』人並みでいい
『ふ』普通でいい
『へ』平凡でいい
『ほ』ほどほどでいい


なるほど感心した。
あれもこれもと焦って思うようにはかどらない年の瀬をお陰で気が楽に過ごせた。
家の大掃除もほどほどに半分だけ済ませてみた。
が、多分こんなことではないような気がする…。

 

『か』感動すること
『き』興味を持つこと
『く』工夫をすること
『け』健康であること
『こ』恋をすること
(2011年12月号参照)

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2012年

12月

03日

2012年 12月号 ~初心者マークのおな~り~!~

月に2~3回車を借りて運転(練習)をしている。

そういえば昨年の今頃は、教習所で人の数倍もかかって練習していた。思い出すだけで具合が悪くなる。

苦労の末に手に入れた運転免許証と初心者マークを握りしめ近所のレンタカーへ駆け込む。

 

シートベルトをしてレッツゴー!

緊張でアクセルとブレーキがどっちだか自信がなくなる時もあるが、レッツゴー♪

 

しかし、助手席にはいつも助手のくせに全主導権を握る七田が座る。

「はい、そろそろウインカー出して!」とか

「はい、歩行者に注意して!」とか

「はい、徐々に減速して~!」などとうるさい。

これじゃあ教習所と同じじゃんか。早く独りでこの町を出たい…。

 

平均乗車時間50分/1回(うち、車庫入れと無事故のお祈り?15分)

平均走行距離9km、しめて800円也。

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2012年

8月

01日

2012年 8月号 ~夏休み!~

ガリロボ君 トランスフォーマー
ガリロボ君 トランスフォーマー

先週スクールに宅急便が届いた。“プログラムタイマー”(電気機器のスイッチを自動で入/切できる装置)が2個。夏休みの留守中にニガウリの水撒きをどうするか悩んでいた七田が購入したものと思われる。しかし水撒きをする器具もないのにどこにセットする気なのだ?撒水器も届くのであろうか?たかが数日の為にこれ以上物品を増やさないでほしい。しかも散水器自体にタイマーが付いていればこのプログラムタイマーは要らないのでは。

携帯電話と会話が出来る現代の科学を持ってすれば、水撒きロボットぐらい自作できるのでは?無造作に置かれたプログラムタイマーの横にさっき七田が無心に遊んでいた玩具“ガリロボ君” (変身ロボット)が転がっている。無関係だとは重々承知しているが・・・ちょっとだけトキめいてみた。

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2012年

7月

01日

2012年 7月号 ~まくらだけよ~

え~毎度ばかばかしいお話を・・・

まぁなんですかねぇ世の中で一番何が怖いってお化けほど怖いものはないでしょう。

これから夏に向かって本格的な暑さがやって参りますが、我々の生活を脅かす電気代の値上げってのも怖いですねぇ。

「少しでも節約しようと思って冷房止めたら体壊しちゃった」なんて話しが飛び交ったら怖い怖い。

その点昔は無いものは無いで賢く凌(しの)いでおりました。

クーラーが無くても簾(すだれ)や打ち水。

冷蔵庫なんか無くても井戸水でものを冷やし、電気照明は蝋燭(ロウソク)!もちろん寄席の高座(こうざ)の明りだって蝋燭でございました。

ちなみにトリ(一番最後に登場する芸人)を務めたあと蝋燭の芯を打って灯りを消すので“真打ち”と呼ばれたのでございます。

さて、この夏は蝋燭と怖~い怪談噺でも聴いて背筋がゾク~ッと凍りつきそうな宵を過ごせれば、これぞまさしく江戸(エコ)!

おあとがよろしいようで。

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2012年

6月

01日

2012年 6月号 ~寄席~

先月寄席を初体験した。

テレビではなく実際に落語と奇術が観られると思うとわけもなく胸が高鳴った。

有り難いことに近所で観られる!ちょいと足を伸ばせば芝居小屋へ行けるなんて憎いねぇ!

さて、夜の部の幕開きまでお茶とお饅頭を頬張りながら高座やめくりを見つめていたら、頭の中で“饅頭恐い”の噺(はなし)が駆け巡り早くも口元が少し緩んだ。

隣席の五十嵐さん(落語好きのうちの生徒さん)が

「前に“時そば”を聴いたあと無性にそばが食べたくなってねぇ、その帰る道すがら食べに入ったそのそばが不味いのなんのって!」

とただの会話ですら落語に聴こえてきた。

前座→二つ目→色物→真打ちと演目はテンポよく進み、笑いに包まれた空間はとても居心地が良かった。

提灯の妖しい灯りに導かれ外に出るとここは夜の井田三丁目。名残惜しくも江戸時代から現代にいざ帰還せん!

つづく。

2012年

5月

01日

2012年 5月号 ~吸収力~

連休の1日を友人宅で過ごした。

1年振りに会う友人の息子は小学1年生。

今どきの子どもがどんなものか接し方に多少の不安があったが、目があった瞬間からすぐに打ち解けることができた。

ダンゴ虫を捕まえたり、大はしゃぎでUNOカードゲームをしたり、ビールと牛乳で乾杯したり、本を読んでとせがんだり、蹴ったり、グーで殴ったり、おっぱいを掴んだり親からげんこつをもらったり…泣いたり謝ったり…。

何をするにも全力投球の彼を見て、おそらく「吸収中」なのだと思った。

こうやって人間は幼児期から一つ一つ生きるために大切な事を絶え間なく吸収しているのだとふと思った。

聞き覚えのある懐かしいメロディーが流れてきた。

“いなかっぺ大将”だ(録画映像)!彼の真剣な眼差しはこの名作に釘付けのようだ。さぞかし大ちゃんから吸収することは多かろう。

2012年

4月

01日

2012年 4月号 ~春のいたずら~

春のせいか、突然自分磨きに目覚めた。

まず髪の毛にストレートコテなるものを当ててみた。

いつも無造作にモシャモシャくるくるまとめているので、こんなにロングだったのかと気づく。

次に顔にファンデーション、頬にピンクのチークなど塗り、口には紅をさし眉毛を書いてみた。

アイラインを引き出来上がり。鏡に映る自分を改めて見つめてみた。

キレイになるどころか、むしろ早く顔を洗いたいくらいだった。

七田にこれ(この顔)をどう思うか思い切って尋ねてみた。

「安っすい岡場所みたい!」と真顔で言われた。しかもなぜか少々不機嫌だ。

返す言葉もなかった。

突然何をしでかすかわからない自分は、きっと春に踊らされているに違いない。

浮かれ過ぎぬよう気をつけねば…。

2012年

2月

01日

2012年 2月号 ~Got it~

先月やっと自動車教習所を卒業できた。

“スクール便り1月号”で私が教習所へ通っていることをほのめかしたが、それはもう残るは卒業検定試験に合格するのみだったからである。

その卒検に至るまでの長く苦しい日々は、はっきりいってこの“つぶやきコーナー”でもつぶやききれないほどの落ち込みようだった。

でももう終わったのだ。これで二度と教習所へ行かなくて済む。ようやく日常を取り戻したのだ。って、そんなに運転免許を取得することは大変なことなのか、と思われるであろうが、私にとっては人生最大の難関であったと言っても過言ではない。

自分が驚愕の運転音痴であることを思い知らされるのであった…。
おそらく、教習所の伝説となっているであろう。

2012年

1月

01日

2012年 1月号 ~ゆずりあう気持ち~

今年は何か始めようかな~なんて考えてみた。

ピアノ、絵画、釣り、落語、韓国語、手話、料理、フラメンコetc. 色々思いつく。

が、その前に私には片付けてしまわなければならない事がひとつある。

実はそのためにのんびりするはずの冬休みを悶々と過ごす羽目になった。

昨年からフラリと通い始めた自動車教習所を早く卒業したいのだ…。

自転車でカーブすら曲がれないようなこの私が、時速50キロ道路に出てしまっている!

ハンドルと右足だけで車(こいつ)は動くのか~ッ!!?と、卒業間近になってまだそんなことを言っている自分が恐ろしい。

しかし、頑張った甲斐あってちょっとだけ嬉しいことがある。

最近人ごみの中を歩くのと自転車漕ぎが明らかに上手くなったことだ。

2月号へ続く。

2011年

12月

01日

2011年 12月号 ~知を知り無知を知る~

「人は歳をとると『かきくけこ』が必要なんだって」と生徒さんのお話。
『か』感動すること
『き』興味を持つこと
『く』工夫をすること
『け』健康であること
『こ』恋をすること
私はこの話を聞いて目が覚める思いがした。

確かに、極々当たり前のことでありながら、最近は何となくやり過ごしてきたものばかりだ。

日常をぼんやりと惰性で過すのは無難であり楽な道である。

当たり前のことでも、意識してやらなければ遠のいてゆく。

感動したり何かに興味を持ったりすることさえ面倒になってしまうものだ。この『かきくけこ』を面倒だと思ってはいけない。

特に『こ』の部分は来年の心得としよう。

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2011年

11月

01日

2011年 11月号 ~世の中知らないことだらけ~

先日、3時間に及ぶ応急救護の訓練を受けた。

もしも事故現場に遭遇した場合我々はどうすればよいか。


《A:見て見ぬ振りをする B:腰を抜かす C:協力する》


というわけで集まった見ず知らずの7人でペアを組まされ、横たわるマネキン相手に人工呼吸や心臓マッサージ、AED取扱方法etc.を学んだ。

最後に試験があるので真剣に取り組んだ。

まずはマネキンの脱衣より開始。

①首の下から手を入れ気道確保

②口と口が直接触れぬよう人口呼吸用携帯マスクなるものを使い息を吹き込むこと2回(上手くいくとマネキンの胸部が膨らむ仕掛け)。

③それでも蘇生反応がない場合は心臓の位置を確認し両手で力一杯リズミカルに押すこと30回。

試験はこれを5セット。

練習で真剣にやりすぎたせいか、自分が酸欠状態でひっくり返りそうになった。

ペアの方には私相手にもう実践になるのかとご心配をお掛けしたが、試験は全員無事合格!
お土産に人工呼吸用携帯マスクをもらったが、一生未開封のままであることを切に願う。

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2011年

10月

01日

2011年 10月号 ~Challenge~

最近、自分が新しいことに挑戦していないと気付く。
慣れていることや好きなことしかしていない傾向にある。
かといって未知の世界に飛び込むのはかなりのエネルギーを要するであろう。
思い起こせば初登校、初アルバイト、初出勤、初独り暮らし、初独り酒、初海外etc.何だって我々は挑戦してきたはずである。
そう、あの頃は若かったからではない。
生きている限り人間は挑戦し学習し続けるのである。
例えば今まで作ったことのない料理に挑戦したり、今まで通ったことのない道を歩いてみたり(例えが小さいが)しても、何となくやりこなせてしまう。
意識せずとも過去の失敗や成功の経験が知らず知らずに己を鍛えているものなのである。
大失敗なんてものは学習の最大のチャンスではなかろうか!
というわけで「未経験者募集」の求人広告に目が釘付けになる今日この頃である。
つづく。

 

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2011年

9月

01日

2011年 9月号 ~9/12は十五夜~

地方のスーパーマーケットは面白い。
特に食品コーナーは地域の特色が大いに出ている。
夏休みに岩手に行った。
密かに岩手のスーパーマーケットへ行くのも楽しみだった。
さて、夕飯の買い物へと車で12分。
ハトのマークのヨークベニマル(こっちのイトーヨーカドー)へ。
まずは巨大油揚げには驚きを隠せなかった。
きっと巨大なお稲荷さんができるはず。
あっちでは標準サイズらしい。
一応いとこに何が食べたいか尋ねたところ、「これが大好きなんだよ~」と言って手にしたものは…油麩(あぶらふ)。
よりによって“油麩”。宮城県物産“油麩”。
(何すんのこれ?!)夕飯の支度の時、伯母にアドバイスをもらい油麩の味噌汁を作った。
これがなかなか美味。
どうしてこっちでは売っていないのか、もっと油麩が有名になっても良いはずだ。
久々の掘り出し物であった。
早速インターネットで検索だ。
1袋200円、3000円以上で注文受付?!

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2011年

7月

01日

2011年 7月号 ~岩手の文化遺産が世界遺産認定!~

ふと気付くと、スクールの隅にある水槽がやたらと増えている。
現在5つある。
1つは以前からメダカが泳いでいる。
他2つの水槽には子メダカが泳いでいる。
小さめのもう1つには卵が入っていたようだ。
最近ようやく肉眼で見えるようになったが透き通った稚魚がいる。

 

さて、もう1つのガラスケース(スライド式の扉)は何?
土が盛られているようだが、何を飼育する気なのだろうか…。
そういえば春に飼っていた“おたまじゃくし”はどこ?
定期的に配達される箱には「コオロギ」と記されているから、きっとこの教室の何処かにカエルがいるはずだ。
よ~く見ると窓際にも水槽が2つある!

 

今ちょうどこれを書いている時、外出から戻ってきた七田の後ろ姿に目をやると、両脇に水槽を抱えていたような気がした。
目をこすってもう一度確認しようとしたが、ササッと教室の奥へ消えてゴソゴソと何かまた要らぬ作業に取り掛かっているようだった。

 

私の作業の手は止まり、しばらく目をつむり深い深い溜め息をつくのであった。

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2011年

5月

01日

2011年 5月号 ~祝・全線開通 東北新幹線!~

この連休、私の人生初体験である“山菜採り”をした。
(ちなみに昨年の5月号では“竹の子狩り”)
ジャージ姿に長靴と麦藁帽子という完ぺきな装いで、午前のうちから従兄弟と張り切って裏山へと出掛けた。
高級食材タラノ芽があちこちに!
しかし食べ頃にはまだちょこっと早かった。
“こしあぶら”をほんの少し摘んで持ち帰り茹でて食べた。
うまい!
翌朝、「昨日雨が降ったからきっと山菜が育っているよ」と伯母に言われ再度裏山へ出掛けた。
おお!たった一晩で状況は変わっていた(タラノ芽以外は)。
食べ頃のこしあぶらを発見し採り進んでいるうち、ゼンマイも目にとまりゲット。
大収穫とはいかないが大満足で持ち帰り、茹でてアクを抜いて和えものにして食べた。
本当は天ぷらにしたかったが、天ぷら衣の作り方を知らないのでやめた…。
来年はぜひ“タラノ芽狩り”を初体験したいと思う。
そのためにも天ぷらの練習だ。

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2010年

12月

01日

2010年 12月号 ~一花一葉~

「美の祭典 東京都指定有形文化財「百段階段」假屋崎省吾の世界」という展覧会に行った。

生け花を中心に、目黒雅叙園に現存する唯一の木造建築「百段階段」と匠な技術による「7つの部屋」それぞれに假屋崎流生け花が展示されていた。

 

客層はほぼ女性。

花に魅了されてか世間話に花が咲いてか、牛歩による大混雑。

ようやく7つの部屋の鑑賞が終わる頃には、とある一行の雑談より“花梨ジュースの作り方”を得た。

 

始終無愛想だった七田が突然大爆笑。

ふと彼の視線の先を見やると、階段脇の男性トイレの扉が開け放たれており、そこも假屋崎ワールド全開!

豪勢に活けられた花と金隠しとのギャップ…この空間芸術の神髄に触れた瞬間ハマったのであろうか。

 

販売処では七田があの假屋崎さんにからまれ困惑気味。

“あなた!黄色は金運が上昇するわよ~♥”

と私が手にした花瓶の色を褒め称え、周囲の購買意欲はますます高まるのであった。

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2010年

11月

01日

2010年 11月号 ~迷える子羊達よ~

先月号でほのめかした長崎紀行も、日が経つにつれ記憶が薄れていく。

それでも印象に残ってるのは、佐世保では、あるべき場所に柵や手すりが無かったり、あってもやたらと低いと感じたことだ。

歩道橋を渡った時や九十九島を見渡せる展望台へ登った時も、「年間何人くらいここから…」という疑問が脳裏をかすめた。

七田が子どもの頃歩き回ったという山道は、「ケモノ道…」「両脇が断崖…!」という場所だった。

「年間何人くらい行方が…」

この男は自然児だったのか?

七田の幼少時代の記憶を頼りに目的地の1つ、親鸞の巨大な石像のある公園(ガイドブックには載っていない)や生家を案内された。

まるで5、6才の子供の探検ごっこに巻き込まれたような気持ちになった(実際は45のおっさんなのだが・・・)。

それでも彼いわく、山は削られ自然は随分なくなったのだという。

ここ十数年、世の中特段の変化もない様に思っていたが、40年前の美し過ぎた想い出の土地は、彼にとっては余りにも変わり果てていたようだ。

異国情緒あふれる素敵なこの土地にはいずれまた訪れたい。

しかしこの旅で、七田が長崎市ではなく佐世保市出身であると判明した瞬間が私にとって一番印象的だった。

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2010年

10月

01日

2010年 10月号 ~異国情緒~

10年振りに飛行機に乗った!

七田の郷里である九州はとても遠かった(佐賀、長崎の旅)。

9/22日の夜明けと共に自宅を出発。

羽田空港第2旅客ターミナルへ着き、QRコードの自動チェックインを済ませ、荷物検査も順調にクリア~♥

もう思い残すことは無いくらいの達成感♪

CAの笑顔と雲海に感激しながら2時間弱で佐賀空港に無事到着。

墓参りを済ませ、電車で長崎県佐世保市へ移動。

ヘトヘトになるまで観光。

翌日も朝から夕方までボロボロになるまではしゃぎまくり、電車で夜の長崎市に到着。

最終日はもう膝が笑っちゃうまで観光し、長崎空港を後にした。

機内でリクライニングとデジカメの使用をCAに満面の笑みで注意され、しょぼくれた。

だがそんな事は私の素晴らしい旅情に程無くかき消され、羽田に無事着陸。

家路までの気温と都会の冷たさにくじけそうになった。


3日間の旅行記はまた来月号に続く♨

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2010年

9月

01日

2010年 9月号 ~Mission!~

いつの間にかスクールに飼育用品が増えている・・・。
ベランダのひょうたん池とドジョウの水槽(8月号参照)はもうしょうがないと思っていた。

ある時ベランダに何気に置かれているミカンの木に気が付いた。

さては・・・その辺にチョウの卵か幼虫がいるはずだ!

やはり教室の隅に虫カゴ発見!

その中にはアゲハチョウの卵が。

よく見るとミカンの木にもアゲハチョウの幼虫とサナギが・・・。

現在教室にはメダカの水槽、メダカの卵の水槽、アゲハチョウの幼虫入った虫カゴが仲間入りした。

七田がせっせと運んできたこの小さな生き物たちは、自分の置かれた環境が変わったことも与り知らぬ様子で日々ぐんぐん成長している。

近頃はちょっとかわいく思えてきたりもする。

特に、飼育しているわけでもない石巻貝が一番かわいい。

というか尊敬に値する。

先日、苔で汚れ始めた水槽内に石巻貝を放ったところ、水槽内をピッカピカに掃除してくれた。

水草までピッカピッカだ!

自宅の風呂場もよろしくお願いしたい!

石巻貝様万歳!

1個150円也。

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2010年

8月

01日

2010年 8月号 ~日本人女性長寿世界一!♥~

スクールのひょうたん池の中がみるみる苔で汚れてきたので、七田が水を取り替えた。
翌日、彼の悲鳴が聞こえたので見に行くと、お墓を作っていた。(T_T)
数日後、何もいなくなったひょうたん池の中をじっと見つめていると、何か動いているような。
ボウフラ?
おぉ!これは新しい生命体、メダカの稚魚ではないか!

WOW!\(^o^)/
卵を残して逝ってくれたのだ!
そして現在、生き残ったどじょう1匹には共同生活をあきらめてもらい水槽へ隔離。
ひょうたん池には、無数のメダカと新たに仲間入りした石巻貝2個が共同生活を始めている。
ところがなぜか最近見覚えのない小さな貝が勝手に同居している。
今のところ害はなさそうなので黙認しているが、異常繁殖しないことを祈る。

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2010年

7月

01日

2010年 7月号 ~柳川鍋~

ある日スクールにプラスチック製のひょうたん池が届いた。
前から七田が欲しがっていたのは知っていたが、まさか本当に買うとは。
一体何が始まるのか。
気にはなったが、余計な仕事を増やしたくないので素知らぬ振りをすることに徹した。
翌朝。そのひょうたん池はスクールのベランダの隅に置かれ、水がはられていた。(カルキを抜いているのだろうか…)
2日目。水草が浮いていた。
3日目。砂利が敷かれ、酸素ポンプからプクプクと。(何を飼うのだろうか…)
4日目。ドジョウが2匹泳いでいた!
危うく吹き出しそうになるのをこらえた。
5日目。池の中のドジョウは元気に壺や水草の隙間を泳いでいた。
毎日このひょうたん池に何かが起っているから可笑しい。
6日目。七田が電話でメダカの在庫を確認しているのが聞こえてしまった。(メダカも来るのかよぉ…)
7日目。もう見ぬふりは限界だった。
届いたメダカ10匹はすぐさま私の手により、ひょうたん池に放流された。

この小さなビオトープがひょうたん沼にならないことを祈る。

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2010年

6月

01日

2010年 6月号 ~近未来~

先月の初め、突然自宅のテレビが映らなくなった。
とうとう壊れてしまったのか、ザーザーと砂の嵐状態である。
でもビデオは映る。
『あっ‼そうだ地デジだ!』近々アパートの地デジアンテナ工事をするとかで通知が届いていたことを思い出した。
晴れて工事完了とともにアナログ回線が途絶えてしまったのだ。
それでも毎朝6時になると目覚ましタイマーが作動して、ザーザーという音で今でも私を起こしてくれている。
16年間も共に生活してきたこのテレビデオ*も、購入当時は一世を風靡(!?)したものだった。
目覚ましタイマーや二ヶ国語放送もついた優れ物なのだ。
地デジは映らないが、映像出力機としてはまだまだ十分使えるのに処分するのは可哀想だ…。
最近はテレビデオと目を合せるのも辛く心が痛む。
最新プラズマテレビのカタログを後ろ手に隠して、このテレビデオの前を通り過ぎるほどの気の使いようである。

 

*注釈)ビデオ録画、再生機能が一体型のテレビの呼称

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2010年

5月

01日

2010年 5月号 ~BAMBOO!~

この連休、私の人生初の体験である“竹の子狩りに、千葉県上総一ノ宮という所へ行った。(Y.M.さん、本当にお世話になりました!)
大収穫であったv(^o^)v 竹の子の生える方向を見極め、竹の子の背の側にクワを振り下ろす。
なかなか勘と体力のいる作業であったが、竹の子がもっこり浮いた瞬間、そして両手で土から引っこ抜くあの感触、何ともいえない至福の瞬間が味わえるのであった(私だけ?)。
掘り起こすたびに歓声をあげ、記念撮影をし、歳を忘れ調子に乗って掘り続けた。
Y.M.さんの地元友達の市川さん(75才、男性)のご指導のもと、あっという間に数十本もの竹の子が山積みとなった!
本当に素晴らしい指導者であった市川さんは直接手を下さず、的確な指示で、人一倍勘が鈍くへっぴり腰の私を最後まで暖かく見守ってくださった。
「まあ、ゆっくりがんばれ~」の声援が心地よかった。
色んな意味で貴重な体験をさせてもらった。
帰宅後、全く想定していなかった試練が私を待っていた。
それは収穫後に自宅へ郵送してもらった大量の竹の子の調理と、全治3日の全身筋肉疲労であった。

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2010年

4月

01日

2010年 4月号 ~マイブーム~

先日、あるパーティーに呼ばれた。

そこで私も手作り料理を一品持って行くとつい口からポロリ。

パーティーは2週間後。自分には得意な料理などない。

というか料理は得意ではない。

早速インターネットでパーティー料理を検索してみたところ、『スペアリブ』に決定~!

聞こえも見栄えもパーティーには持ってこいだ!

早速メールで「スペアリブを作って参ります(^_^)v」と送信。

「すごーい!スペアリブなんて食べたことない。とても楽しみです♪\(^o^)/」

と返事が来た。

…どうしよう~((>_<))

きっと料理がすごく得意な人と思われてしまったに違いない(昔から自分を追い込むタイプ)。

翌日から実験と研究の日々が始まった。

毎日スペアリブを買いに来る私にお肉屋さんが「何してるの?」(普通は「何作るの?」ではないのか?!)と不思議そうだ。

数日後にはお肉屋さんも心得たもので、私の姿を見るや「いつものね」とすぐ手渡せる手配が整っている。

仕舞いにはレジの横に「国産スペアリブあります」の手書きの紙が貼りだされた!

巷で流行っていると勘違いしたのだろうか?!

そんなこんなでパーティー当日、研究の成果を披露し、私のスペアリブは大好評で幕を閉じた。

2週間この実験に付き合わされた七田にも、なぜか安堵の表情か浮かんでいた。

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2010年

3月

01日

2010年 3月号 ~今月は満月が2回も!~

ある雑誌で「パソコンで英語」という特集を発見した。
色々なホームページが紹介されていた。
私はその中で「Lang-8」というサイトに興味を持った。
システムはこうである。
自分の学習中の言語で日記を書き、その言語を母国語とする人がその日記を読んで、文の誤りを互いに添削し合う。
と実に素晴らしいコミュニケーションサイトである。
しかも無料。
早速メンバーの登録をして、すぐに英語で日記なるものを書いてみた。
すると本当に添削が書き込まれてきた。
おぉ~18歳のアメリカンボーイから添削された♪
おぉ!次は20歳のカナディアンボーイから!
いや~まいったなこりゃ(*^。^*))とモテモテ気分。
気を良くした私はどれどれ日本語の添削でもしてあげようなんて思い彼らの日記を見てみたが、ん?読めん!
ドイツ語やフィンランド語で書かれている。
(-_-;)そうか、みんな勉強してる言語が違うのか。
どうやら役に立てそうにない…。
そんな感じでニヤニヤこそこそと何時間もパソコンに向かう私の後姿に、七田は不信感をつのらせるのであった。

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2010年

2月

01日

2010年 2月号 ~次の満月は3/1だよ~

先月でとうとう自分の通っていた語学学校(自由が丘にある)が全国一斉閉校になってしまった。
最後の授業はやはり悲しくて、テストの結果はボロボロだった(ホントは単に勉強不足)。
教室を去る時、お世話になった恩師にお礼と別れを告げた。
ささやかな気持ちということでナボナを1つ手渡された。
『なんでナボナ?そうか、ナボナと言えば亀谷万年堂。本店が自由が丘だったね…』
煌々と輝く満月の夜道をトボトボと帰った。
こんなに寂しい気持ちはいつの日以来だろうか。
その時ふと「これからは一人で頑張って下さい」と言い放った先生の一言が胸に引っかかった。
『あれはどういう意味だったのだろう?』出かかった涙が引っ込み、新しいスクールのパンフレットの詰まったカバンが急に軽く感じたのであった。
負けるもんか~!わぉ~!

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2010年

1月

01日

2010年 1月号 ~おみくじ引いたよ!~

年末、洗濯機をフル稼働させていた。
山のような洗濯もこれで残り最後、と油断したのが大失敗。
“ピ~”と終了の合図。
洗濯機のフタを開けてみる。
ビニール袋?

ひえ――!ポケットティシュ~!((T_T))
洗濯物に粉々に砕け散った紙屑が…よりによって暮の忙しいって時に。
ようやく取り払い、ひょいと洗濯機の底を覗いてみると。
USBメモリ?

ひえ――!なんでこんな所に!
「濡れたままセットしてパソコンに異常が生じたらますますまずい事になる…。と、とりあえず丸一日乾燥させてみよう!」
と考えた私はこっそり陰干しにしてみた。
翌日恐る恐るパソコンに差し込んでみたところ、異状なし~♪
皆さん、衣類のポケットの中はよく調べてお洗濯をしましょう!
こんなことが七田にばれたら大目玉を食らうこと間違いなし。

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2009年

12月

01日

2009年 12月号 ~学問に王道なし!~

来年の1月一杯で、私の通っている語学スクールが閉校になる。

不況のあおりで、今年の春にそのことは告知されていた。

馬の合う学校は滅多に見つからない。

最後までお世話になろうと現在も通っている。

とはいえ行ったり行かなかったりのかなり不真面目な生徒ではあるが、ともかく知識を増やすことは楽しい。

生徒層の大半は大人で、頭をかきむしりながらひたすら練習問題を解いている。

みんな何かを得ようと必死で頑張っている!(勝手に盛上る私)

時には隣に中学生らしき子供が座っていることもあるが、同じ志を持つもの(また勝手に…)に恥じないよう頑張れる気持ちがちょっぴり嬉しい。

ほのかな緊張と満足感にひたっている私は、隣でぐ~すかイビキをかいて寝ている女子高生の姿を横目に、全問不正解だった答案用紙に再び挑むのであった。

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2009年

11月

01日

2009年 11月号 ~硬めの布団が好き~

この10年間でベッドを3回交換しました。
やはりよい眠りはマットレスにあり!
こればかりは、インターネットでの購入より、実際に寝てみて体感することをおすすめします。
前の2台は、実はインターネット購入でした。
購入前には納得するまで色々な商品と比較分析したり、購入者の評価を入念にチェックしたのですが、いざ届いて寝てみると、体が沈んだり腰が痛くなったりとがっかり。
でもとりあえず使わなきゃならないし。
しかし今回、「ニトリ」に出向き、15台以上のマットレスに横たわった結果、ようやく決定!
数日後ベッドが到着~♥寝心地もグ~♥
寝返りをうつと、“ポム、ポム、ポム…”とすごく波打つ感じ。
もう1度。
“POM POM POM…”
はっ!!これはもしやスプリングの効きすぎ?!
ガ~ン!
テストではただ横になるだけではなく、周りの目を気にせず「寝返り」「うつ伏せ」「飛び起き」「軽めの美容体操」などあらゆる動作確認をお忘れなく~(>_<)

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2009年

10月

01日

2009年 10月号 ~南瓜が美味しいね♪~

昨年の10月末(ハロウィンの日)、広島県の尾道(おのみち)市を旅した。
大林信彦の映画(時をかける少女、さびしんぼう、転校生など)は尾道が舞台である。
旅の目的は新品のデジカメでの風景撮影。
ついでにロケ地巡りも。
宿は、山と海が展望できる山頂のホテル。
長く急な坂道を20分以上登る(ほぼ登山…)。
夜、山を下り港沿いで夕食を済ませてまた宿へ戻る(また登山…)。
途中、巨大なスーツケースやらカバンを4、5個抱えたバテバテの女性に遭遇。
これはもう絶対手伝わざるを得ない雰囲気。
その人(リンダさん)は日系カナダ人でカナダで映画監督をしていて、山を登りつめたところに古い民家を借りて住んでいるらしい。
しかしその荷物が重いのなんのって。
その上英会話で頭の中もヘトヘト。
でもすごく感謝され、翌日のハロウィンパーティに是非にと招待された。
急な話だったので、仮装せず普段着のまま訪ねて行ったらリンダさんも地元の他の招待客もバリバリの仮装でびっくり。
まるでゴーストの集団に迷い込んでしまったようだった。
尾道という田舎町で通りすがりのカナダ人のホームパーティにのこのこ来ちゃうなんて、と集まった地元の人達はそっちの方がよっぽどびっくりだと言っていたが、そんなこんなで現地の人とも打ち解け、旅先での不思議な出会いを互いに語りあった。
旅から帰って早速その時撮った写真をパソコンに取り込んだところ、手ぶれ防止機能付カメラだったはずが、なぜか全部ピンボケで、あの夜の出来事は、実は現実ではなかったんじゃないかと、1年前のハロウィンの夜を思い出すのだった。

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2009年

9月

01日

2009年 9月号 ~女の道は一本道にございます~

今年の夏休みはレンタルDVDで「篤姫」三昧でした。
大河ドラマゆえ長いこと長いこと。
でもとても面白かったです。
1835(天保6年)-1883(明治16年)が48年間の篤姫様の人生でした。
その86年後、私がこの世に誕生いたしました(何の脈絡もないですが)。
歴史には、英雄と呼ぶにふさわしい人物が沢山おります。
ふと気付くと現在の私よりずっと若者だったりして。
歴史上の人物もそんな目線で見てみると、急に親しみを覚えてしまいます。
ドラマで涙が枯れ果てたところで、早速インターネットで調べたこととは…
「大奥」「江戸城」「世界史年表」「ちょんまげ」「思案橋」「宮崎あおい」「松坂慶子」「高橋英樹」etc.
後日、図書館へ行って「日本を創った100人」という本を借りてきました(ついでに「大奥列伝」もね)。
歌で戦後の日本人に生きる希望を与えたスーパースターとして「美空びばり」もその内のひとり。
昭和も激動の時代でありました。

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